我々、日本人は、日本国におけるインフレ(インフレーション)にどう備えるべきか?
海外に住む上で、毎年のように感じていたインフレが、とうとう日本でも深刻な問題として浮上しています。今までなかったことが不思議ですが。。
このような状況にどう対処すべきか、金融の観点から考察してみたいと思います。
海外に住んでいるものの、「日本の年金を払い続ける必要があるのか」と議題にあがります。現在年金機構で試算されている金額がありますが、そもそもその金額がもらえるのかも疑問かつ、さらにそのもらえる金額が果たして生活を送るのに十分な「価値のある」金額なのか疑問を持っています。だから、インフレのことは十分理解し、対応する必要があると考えるわけです。
まずは、インフレへの備え方と対応策ですが、以下のようなことが考えられます。
固定金利の長期債務の利用
借入れたお金の将来的な価値が低下するため、固定金利での長期債務を持つことは、実質的な借入れコストの軽減につながります。
*住宅ローンを変動金利で組んでいる場合、支払いが増加する可能性を大いにあり得る
利回りの高い投資の選択
日本のような低金利の環境では、預金よりも物価の上昇を上回る高利回りの投資を選ぶことで、インフレの影響を緩和することが可能です。
外貨建て資産の保有
たとえ日本の通貨が価値を失ったとしても、外国の通貨は相対的に安定している可能性があるので、リスクヘッジの手段として適しています。
実物資産の取得
不動産や貴金属などの実物資産は、物価の上昇に対するヘッジとなります。
生活費の固定化
インフレによる価格上昇を前提とすると、長期契約や前払いを利用し、将来の支出を現在の価格で固定することが賢明です。
さらに、上記のインフレへの備えと対応を踏まえて、海外投資のメリットについて触れると:
通貨リスクの分散:複数の通貨に投資することで、特定の通貨の価値変動リスクを緩和できます。=円安により資産の減少を回避する
高利回りの機会:他国の市場は、日本と比較して高い利回りの投資機会を提供している=ゼロ金利よりインフレを上回る高金利・高利回り
経済の多様性:一国の経済が低迷しても、他国の経済は好調である可能性があるため、投資先の多様化はリスクの軽減に寄与します。
海外投資には通貨の価値変動リスクが伴いますが、投資先の通貨が安定している場合、資産を保護する役割が期待されると思います。
また日本円が強い場合は、日本人にとっては、とにかく円を稼げば、相対的に、資産は増えていくわけですから、日本円が弱くなることよりリスクは低いと考えます。
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