異なる事物が・・・区別できないこと。
1 異なる事物が、その性質から見ると区別できないこと。
一つ、考えられた説明はこうだ。一つのものはもともと同一的なので、それを使っては同一性は説明できない。もともと違っている「異なるもの」が「似ている」ことで「同一性」を説明する。
一方で、定義の2に
2 事物が時や場所を越えてそれ自身に同じであること。自己同一性。主体性。
とある。こちらは、先ほどから言っていた、通常イメージする「同一性」の定義である。
とすると、定義1が同一性という言葉で(あえて)言いたい内容であることになる。私は少し迷ったのだが、通常、定義というのは、それについて云々するものではなく、ただ頭ごしに憶える物である。今回もそうすべきで、解釈しようとするのは間違っている。そのような結論になる。
しかし定義1は、どうぞ解釈してください、と言わんばかりだ!