人の成熟と社会との関係性。ズレを感じたときの知行合一。
最近また、何周目かの夏目漱石ブームが自分の中で来ています。
古くからWasei Salonに参加してくださっているメンバーのみなさんには「また鳥井が夏目漱石の話をし始めた」と思っている方もいるかもしれません。(これがサロンの良いところ)
で、最近いくつか夏目漱石の作品を読んでいて、改めて刺さったのは『坊っちゃん』なのです。
なぜ今このタイミングで、これほどまでに夏目漱石に惹かれるのか。
今日はそんなお話から始まって一見すると夏目漱石と無関係そうな「知行合一」に関するお話をしてみたいなあと思っています。
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この点、養老孟司さんが「夏目漱石の魅力」をとてもわかりやすい言葉で、言語化してくれています。
改めて僕の拙い言葉で言語化するよりも、その前提は養老さんのお話で共有した方がいいかと思いますので、「読書の学校 養老孟司 特別授業『坊っちゃん』」という中学生に向けた講義内容を本にした書籍から少しだけ引用してみたいと思います。
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