選挙で「私たちの代表を送り込む」という発想は正しいのか?

選挙が近づくとでよく語られる「似たような年齢、似たような性自認、似たような環境に置かれていれば、似たような当事者の声が代弁できる。だから議会にもっと多様な立場のひとを送り込み、議会に多様性を持たせましょう!」という主張があります。

そしてこれは近年かなり一般的になってきているかと思います。

でもこの話を聞く度に僕は「それって本当…?」と毎回思ってしまう。

むしろ、それっていうのは、逆に地獄の入り口なのでは?と思うのですよね。

今日はそんな一見するとおかしな話とその理由について、以下でなるべく伝わりやすいように丁寧に書いてみたいと思います。

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