オウンドメディアは「産地直送」であることが一番の強み。

近年、どれだけ小さな企業や地方自治体でも、SNSの公式アカウントを運用しています。

また、noteなどを用いて、自分たちで運営するメディア(通称:オウンドメディア)を当たり前のように運用するような時代となりました。

僕も、イケウチオーガニックさんが運営するオウンドメディア「イケウチな人たち。」というウェブメディアの編集長というポジションを務めさせてもらっていて、そのオウンドメディアのコンテンツ制作づくりをすべてお手伝いしています。

その経験を踏まえて、最近よく思うのは、オウンドメディアは「産地直送」であることがいちばんの強みだなあと。

言葉にならない言葉、その逡巡なんかも含めて、そのまますべてが文字になっていくことにおいて、真の価値がある。

それらをすべて切り落としてしまって、より多くの人に読まれるように、読みやすいようにと加工してしまうのは、オウンドメディアの場合においては、非常にもったいないよなあと思います。

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この点、一般的な企業の中でオウンドメディアを運営しようという話になると、どうしても、より多くの人に届けたい、バズるようなコンテンツをつくりたいと願ってしまいがちです。

というか、社内で普通に会議や打ち合わせをしてしまうと、必ずそのような結論に至る。

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