「センスのある普通」がなくなった日本と、キリスト教の関係。
今月の100分de名著は、『新約聖書 福音書』が取り上げられていました。
その講師役を務めていらっしゃった若松英輔さんが、全4回の放送を終えて「これまで何度かこの番組に出演致しましたが、これほどの強い反響はなかったかもしれません」とつぶやいていたのが、なんだかとても印象的でした。
若松英輔さんは、このような発言を自らの影響力を高めたいがために、おっしゃるような方では決してないはずなので、本当にご本人が驚いてしまうぐらい多くの反響があったのだと思います。
じゃあ、なぜ、今回の『新約聖書』シリーズにそこまでの反響があったのか。
僕は、これがいま日本という国が、明確に格差社会に突入している証拠だと思います。
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この点、最近読み終えた鴻上尚史さんの『「空気」と「世間」』という本があります。
この本は、本当に素晴らしい本なのでぜひみなさんにも一度手にとって読んでみて欲しいと思う良書です。
で、その本の中に、日本人の「普通」について語られてありました。
これが非常に納得感のあるお話だったので、ここで少し引用してみます。
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