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Photo by
chankina
20歳 本を片手に旅に出てハマった読書
20歳の時、
青春18きっぷと1冊の本
バックパックを背負ってひとり旅に出た。
今思えば、
あれが読書の沼にハマったきっかけになる。
青春18きっぷでの旅は
電車での移動時間がたくさんある。
そんな移動時間の
オトモとして持って行ったのが本だった。
それまでの僕は読書なんてまったくの無縁。
20歳になるまで、まともに本なんて読んだことはなかったし、自分で本を買ったことすらなかったと思う。
そんな僕がなぜあの時、本を持って行ったのかは分からないが、おそらく本を読みながら旅をするのがカッコいいくらいに思っていたのだろう。
そんな旅に持って行った本がこれだ。
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いや哲学書とか自己啓発とかじゃないんか!
そうです。
コッテコテの恋愛小説でした。
でももうこれがすごかった。
読書での物語への没入感は、自分を別の世界に連れて行ってくれるようで、長時間移動はまったく苦痛に感じられず、なんならこの本を読むためにずっと電車に乗っていたいと思うほどに読書に夢中だった。
その瞬間に生まれてはじめて、
読書ってこんななんだ…って
本当の読書体験というものをした気がします。
あの物語に引き込まれる感覚が
僕が本にハマった瞬間です。
それからというもの僕の生活に
本は欠かすことのできないものになっています。
20歳の頃までの読書数は0だったのに、
27歳を迎えて昨年は26冊もの本を読んでいるのですから、もうすっかり読書の沼にハマってしまっています。
おそらくここから先の僕の人生は
本のない人生にはならないでしょう。
ハマったら最後
沼とはどんどん落ちていくものですからね。