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A Light's View / 光の視点 #1
この数年、特にLEDの光源開発に関わったことをきっかけに、自然光を観察するようになりました。
日の出の太陽光
晴天の青空の下、目の映る何もかもが鮮やかに演出してくれる昼間の太陽光
日没間際の感情が昂る夕日の太陽光
海外に行っても、必ず観察します。
自然光の偉大さ、素晴らしさは人工の光「照明」にいつも課題を投げかけます。
今回、日経新聞の日曜版に
「これからのあかりのデザイン」をキーに照明の特集記事が
載っています。日経の記者の方は、これまで政治や経済を中心に担当されていたそうで、nikkei the styleを担当してから、生活、日常のことを取材するようになり照明に辿り着いたような感じでのようです。
照明や建築の専門の業界ではない人がどのような視点で、照明のことを考え捉えるのかがとても興味深かったです。
冒頭に書いたように、太陽光の下で目に映るものを照明で可能な限り再現性を高めたいと強く思うようになってから、再現性の単位「Ra」演色性は私にとって重要な指標になっています。
今回の記事では、その演色性について話したことが掲載されました。本当はもちろん照明に関して幅広く伝えましたが、やはり一番記者の方に印象が強く残ったのが「演色性」だったことは、とても嬉しかったです。ありがとうございます。
光は、対象物、人工の光 / 照明、人、建物、そして形ではない人の感情を通してその時々で見え方が変わります。
そんな光の視点で、光の当たる物事について思ったことを綴っていきたいと思いました。
#日経COMEMO #NIKKEI