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#1 救急搬送と子どもたち

救急外来に搬送され、暫くはそこにて点滴を打ち待機する。その際看護師に「今日は○○先生なので良かったですね」と言われ、信頼できる先生なのだろうと安堵したのを覚えている。
先生と挨拶をして私は廊下で待機していた。ふと入口を見ると搬送された時には暗かった空も明るくなっており私はハッ!!とした。
そうだ。子どもたちを置いて来ていたのだ。
今頃3人で不安で不安でどうしようと思っているに違いない。
看護師に子どもたちを置いてきてしまったので、一度家に帰ってもよいか聞いたが、救急車で来た方は付き添っていてもらわないと困る。と言われ...
どうしようと思っていだが、夫も子どもたちの事が気になっていたようで先生に話してくれたのだろう。「ご主人さんもそう言ってるので一度帰宅してもよいですよ。でも、すぐに戻ってきてください。」とのこと。
私は頷き心焦らせハンドルを握る。
帰宅すると案の定子どもたちは不安そうな、でも私の顔を見たらホッとしたような表情だった。
いそいで学校、幼稚園の準備をし送り出し病院に戻った。
        つづく

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