リスクコミュニケーションを考える
こんなタイミングだからこそ、
リスクコミュニケーションを考えたい。
アメリカのCDC(疾病予防管理センター)では、緊急時のリスクコミュニケーションのあり方として、「危機と緊急時のリスクコミュニケーション(CERC:CRISIS+EMERGENCY RISK COMMUNICATION)」を公表しており、CERCマニュアルには、緊急事態発生時のリスクコミュニケーションの6つの原則(The Six Principles of CERC)が示されている。
Be First(情報発信は迅速に行うこと)
Be Right(発信する情報は正しい情報であること)
Be Credible(発信する情報に信頼を得ること)
Express Empathy(人々への共感を表すこと)
Promote Action(人々の行動を促進すること)
Show Respect(人々へ敬意をはらうこと)
迅速、正確な情報が提供が大切で、信頼、共感をベースとして、敬意を払う。そさて、行動を促進してもらうようしっかりコミュニケーションを図らないといけないと、改めて気づかせてくれる。
また、リスクコミュニケ―ションのあり方をしっかり押さえた上で、次に重要なのは「誰が語る」ではないか。
役職的な立場も、事の重大さに応じて使い分ける必要があるが、語る方とステークホルダーとの日頃の信頼関係や、語る方自身から醸し出される誠実さや真摯な姿勢、そして、メッセージ性とストーリー、コミュニケーションスキルが極めて重要。
「何を語るか」ももちろん大切だけど、「誰が語るか」はもっと大切。
そのためには、日頃から信頼を得られるコミュニケーションを育み、人間性を高め、コミュニケーションスキルを向上させないといけない。
企業や自治体、あらゆる組織はリスクマネジメントは浸透しているが、今の世の中、リスクコミュニケーションの重要性を理解して、日頃から意識しておくことが大切ではないか。
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