UIデザイナーに求められるスキル「読解力」と「妄想力」とは?
UIデザイナーに必要な読解力とは?
普段仕事をしている中で、UIデザイナーに必要なスキルの1つは「読解力」だと感じています。
むしろ、最も大切なスキルだと言っても過言では無いと思っています。
依頼者は「自分が何を依頼したいか」分かっていない
通常、デザイナーはクライアントやディレクターから依頼を受けて仕事をします。
依頼の内容は様々ですが、デザインに落とし込んでいくための情報が足りていない事が多くあります。というか、ほぼ足りてません。
「シンプルで!」「いい感じに!」のように、え?逆に何が決まってるの?と言いたいような依頼もあります。
下手したらターゲットやゴールイメージも固まっていない場合もあります。
そこで「この人はどうしたいんだろう?」と読解していかなければならないのです。
想いは引き出さなければ出てこない
デザイナーは依頼者と話し合い、デザインする目的やターゲット、ゴールイメージなど、情報を少しでも多く引き出していかなければなりません。
会話の中で依頼者が端々に語る想いを読み解き、言葉や絵にしてイメージを共有しておくことが重要です。
例えば、シンプルはシンプルでも、
・独身男性ミニマリストが好む無機質で装飾の無いモノクロデザイン
・ビビッドな色を使った軽快さを感じるライトなデザイン
・温かみのあるイラストを取り入れた親しみやすいデザイン
など、無限の表現が考えられます。
認識のズレを起こさないために、依頼者とデザイナーの間で出来る限り認識を擦り合わせて置くことが、完成度の高いアウトプットを出すコツです。
UIデザイナーに必要な妄想力とは?
依頼者と認識が合ってきたら、次は「妄想力」の出番です。
打ち合わせで描いたメモや絵を元にイメージを膨らませてデザインに起こしていきます。
妄想から様々なデザインに落とし込む
デザイナーとしての腕の見せ所で、どこまで妄想をして表現に落とし込めるかが勝負になります。
1番楽しい時間でもありますね。
こんな人がこんな使い方するだろうからこんなデザインはどうだろう?
でも、こんな使い方をするケースもあり得るからその案も描いてみよう!
といったように、どんどん妄想していき複数案作成していきます。
「的確な」デザインが要求される
最終的にはアウトプットの良し悪しで判断されるので、依頼者を納得させるレベルのクオリティまでどの案も詰めていかなければなりません。
見た目が良いことはもちろん、各案のコンセプトやメリットを説明出来るように、しっかりと準備してプレゼンに臨みましょう。
まとめ
UIデザイナーには「読解力」と「妄想力」が必要です。
「変人か?」って思われるくらい妄想して仕事してやりましょう。