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若手のデザイナーが嫌う職場での3つの古い習慣

ミレニアル世代とは1981年から1996年に生まれ、インターネットが普及した環境で育った世代をさします。

特徴としては、情報リテラシーが高く、仲間とのつながりや価値観の多様性を大切にする傾向があるとされるています。

そんなミレニアル世代デザイナーのぼくが普段感じていることや同僚、デザイナーの友人の意見をもとに「若手のデザイナーが嫌う職場での3つの古い習慣」をまとめましたのでぜひご覧ください。

説明の無い批評

デザイン事務所や古い会社でありがちな「先人の背中を見て学べ」タイプの風習です。

上司や先輩に自分が一生懸命に考えたデザイン案を見せると

「違う」「ダメ」「自分で考えろ」

などの一言で突き返される。

そんな寿司屋の職人のような非生産的なやり取りはミレニアル世代にとっては無駄な時間でしかありません。

この世代の若者は「ターゲッティング、コンセプト、デザインの方向性、細部の見ため」など、自分が考えたデザイン案のどこ工程がどう駄目なのかを論理的に説明した助言を欲しています。

良い所は伸ばして駄目な部分を直していくために、間違った努力を減らし素早くアップデートしていきたいと常に考えています。

縦割りの分業制

近年、美大や一般大学のデザイン学科では見た目の表現だけでなくUXやデザイン思考、マーケティングや企画立案など上流工程から教えているところが多くなってきています。

ひとつの領域だけでなく幅広い領域を模索しながら吸収してきたミレニアル世代にとって、「GUIデザインだけ」など1部分だけの作業はひどく退屈に思われてしまいます。

企画、マーケティング、ハード、UI、UX、プロモーションなど、部門ごとに縦割りにするのではなく、オープンな環境で協力的な働き方ができる企業に価値を感じます。

企画の工程であれば企画部門がリーダーに立ち他部門と意見交換しながら仕事を進める。UIデザインの工程であればUI部門がリーダーに立ち他部門と意見交換しながら仕事を進める。

といったように、ひとつの領域に縛られずに幅広い仕事に関われる透明性の高い働き方が求められています。

付き合い残業と評価用残業

デザイナーは突発的な依頼や複数案件をひとりで抱える場合も多いため残業が多くなりがちです。

なので仕事を早めに片付けられた日には、それはもう会社になんて残っていたくはありません。

「上司が仕事をしているから自分も帰れない」
「残業して頑張っている姿を見せることが評価につながる」
などの論理的ではないバカげた考えを若者は極度に嫌います。

ひとつの会社で働いていれば給料が上がり安定した生活を不自由なく手に入れられる時代は終わりました。

今の時代はひとつの会社に使う時間を最低限に抑え、余った時間を他のコトに使っていく方が利口な考えです。

そんな時代で生きている若手デザイナーはいつ会社を辞めても大丈夫なように、自身のスキルレベルを上げたりコミュニティを広げる活動に時間を使いたいと考えています。

もしあなたが上の立場であれば、昔ながらの考えは捨てて若手の成長を促す柔軟性の高い職場環境を作り上げることに努めてください。

まとめ

ミレニアル世代は「自分に合わない」ことを排除し、より良い職場環境の構築を求めています。

「甘えるな」「それが会社だ」などの根性論はすでに過去のものになりつつあるので、柔軟に時代にあったデザインナーを目指していきたいですね。


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