新潟・撮りあるき【村上/人形さま巡り】
6月10日土曜日に予定している、新潟オフ会。
「新潟って観るところないよね。」「お米とお酒以外は何もないよ。」
「政令都市で一番寂れてる感じ」・・・などネガティブなイメージを一掃したい!その思いから、不定期に新潟を紹介する企画です。
ドメスティック・インバウンド・マーケティング。
第一弾は、フォロワーの「ふく じんずけ」さんからリクエストも頂いた、村上・町屋の人形さま巡りです。
村上藩の城下町、村上市は新潟県の最北端、県内最大の面積を有する市。
三面川(みおもてがわ)では日本で最初の鮭の養殖が行われ、北限の茶所としても有名。
「まちおこし」を積極的に行っていることでも知られ、古くからの祭りのほか、町屋をそのまま公開する、春の「人形さまめぐり」、秋の「屏風まつり」が商店街を中心に行われている。
街の辻に建てられた案内標識も鮭。
「【鮭・酒・情け】の村上」という言葉を商店街で何度か耳にした。
もうひとつ、村上には伝統工芸品の「堆朱(ついしゅ)」という漆塗りがある。
普段使いの器、箸のほか、花器、タンス、仏壇まで。木地に朱色の漆が塗られた華やかな工芸品である。
最初に訪問した「堆朱の池田屋」さん。
堆朱の茶托。
店の中に入ると堆主商品と一緒に雛人形が飾られている。
このように、町屋の商店街で雛人形や武者人形を自由に観ることができる。
古い商店だけでなく、銀行の中にも。
営業時間内であれば「お人形見せてください」と声を掛ければ「どうぞ~」と迎え入れてもらえる。
ほおずきのお手玉。古い着物で作ったと説明があった。
サトちゃん人形が痛々しい薬局。
薬と一緒に雛人形などが並ぶ。
町屋の人形さま巡り・屏風まつりの仕掛け人「鮭の喜っ川」さん。
村上名産の鮭の塩引きが天井から干されている。
JR東日本のポスターで吉永小百合さんと登場した。
村上は武家の町であるため、塩引き鮭は腹の一部が繋がっている。
圧巻。
座敷には代々伝わる人形がずらり。
タンスの上、階段、囲炉裏のまわり。
町屋のつくりそのものを展示に利用している。
喜っ川さんの商品。
煮つけ、昆布巻きなど鮭の加工品の他に「はらこ」と呼ばれるイクラ。
寒いまち歩きには暖かい飲み物が何よりのごちそう。
酒屋「益甚」さん。
お店の奥の暖簾をくぐる。
登録文化財の町屋造りの家。
寝殿造りのお雛様。小さな食器も豪華。
動き出しそうな武者飾り。
店のマスコット「オニ猫」。
大笑いの福猫と鬼のコラボ。
城下町の茶所と言えば和菓子。「早撰堂」さん。
壁にお菓子の木型が並ぶ。
店の奥に座敷いっぱいの雛飾り。
屏風、欄間の書、掛け軸も目を引く。
カフェとお土産の「そらて 小町」さん。
「そらて。」は新潟弁で「そうですね。」ふんわりとした響きの言葉。
優しい顔の雛と揺れる飾り。
新しい店も増えている。
漆やガラス作家のアクセサリー「じぇむ」さん
結婚式の内祝いに依頼されたという水引の飾りを制作中。
「うおや」さん。
みりん干しの後ろには・・・
螺鈿の茶箪笥前にひな人形。
貝型の陶器に宮中絵巻。
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ほんの一部しかご紹介できなかった「村上/町屋の人形さま巡り」
77件のお店で江戸時代から平成まで4千体の人形を観ることができます。
3月1日~4月3日まで開催中です。
問い合わせは、村上駅前観光案内所「むらかみ旅なび館」・おしゃぎり会館
・いよぼや会館 など。
地図や駐車場案内もこちらへ。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回の撮りあるきは、新潟をちょっと離れて『長野県松本市」の予定です。
リクエスト等もありましたらお聞かせください(^^)
(行けたら行く。)