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want to と have to


この仕事を続けていていいのか、そもそも自分は何がしたいのか分からなくなってしまった、誰しもがどこかがで悩むことと思います。
この記事では、例え「したくないこと」だったとしてもそれでいいのです、ということを書いています。

長年生きていると、私たちは生活でのあらゆる側面において、社会や他人の価値観を植え込まれています。
洋服一つ取ってもそうではないでしょうか。住む場所、車、就く仕事、結婚相手…
自分の意思だけではなく、人から影響されて決めた経験、もしくは、世間で「良い」と考えられているものを取り入れる経験。誰しもあると思います。
それが長く続くと、知らないうちに他人の価値観が自分に組み込まれ、自分の行動や決断も支配されます。

しかし、心のどこかで抵抗しています。 
例えば、親から言われて本心とは違う会社に就職試験を受けるとします。
準備が進まない時にふと頭の中をよぎります。
「こんな就職活動なんてどんな意味があるんだろう?自分がやりたい仕事じゃないのに?」

しかし、自分の中の別の声が言います。「『自分がやりたい仕事じゃない』だって?何てこと?いい会社に入れなくてもいいの?黙って準備して受けに行けばいいんだよ」と。

「○○しなければ have to」という気持ちには、知らないうちに抵抗したくなるものです。自分を奮い立たせる力も湧きません。
ネガティブなhave toという気持ちは、自分自身にプレッシャーを作り出してしまいます。

失敗への恐れ、罰などです。悪い結果が思い浮かびます。
「応募しても受からなかったらどうしよう」「大事なプレゼンであがってしまってうまく話せなかったらどうしよう」「告白して振られたらどうしよう」。
「○○しなければ」という思考は、起こり得る問題ばかりを考えさせます。
しかし、起こってほしくないことに気持ちを集中させると、無意識にそれを呼び込みます。
できない状況ばかりを繰り返し想像してしまい「受からない」「うまく話せない」「振られる」という結果を呼び込みます。

他人から強制されたことだけでなく、自分が望んでいることからも、引き離してしまう。それがhave to思考なのです。

ネガティブな「○○しなければ have to」から、ポジティブな「○○したい want to」に変えたいですね。

とは言え、私たちの人生、全てがwant toという気持ちに基づいたものになるのはまず難しいでしょう。
むしろ、日々の生活はほとんどがhave toという気持ちを伴っている、という方も多いと思います。

それで良いのです。「have to」の先には、あなたの「求めるもの」がきっとあるはずだから。
例えば、目の前にあるのは難しいプレゼンテーションかもしれませんが、その先にはチャンスが待っていたり、自分のゴールが見えたりするかもしれません。

先にある本当のwant toを忘れないこと、それが目の前にあるhave toを越える原動力になると考えています。

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