【マッチングアプリ体験記・地獄編⑤】 ネットワークビジネスオンナ降臨!

どうも上田です。

ついにラスボス降臨です。今までオンナどもの巧妙な罠を見抜き、むしろ罠にかけてきたつもりでしたが、俺にもこの時が来たようです。

いつものようにマッチングアプリをシバいていて、オンナとマッチしました。近くに住んでいて中々顔もよろしい。例によってLINEを抜いて電話すると、反応は上々。いつも通りアポを取りました。

よく考えてみればここら辺で違和感はあったのです。プロフに友達探しと書いてあり、恋愛に積極的ではない。またフットワークがやけに重く、「駅前でご飯いこうよ」の流れをとにかく遮ってくる。なのに、「いつ会えるのー?」と会うこと自体には積極的。

まあそういう変なオンナは一定数いるので無視していましたし、2回目くらいまでの電話では普通な感じだったんですが、アポ前日の電話で正体を表します。

アポ前日、どこでアポるのか決めることになりました。
何故かオンナは「ファミレスかカフェで飯を食べる」ことにやたらこだわる。
俺は「せっかくだからオシャレなカフェに行きたい」と言い、一旦場所は決まったんですが。。。

なんか前よりテンションやたらと高いなと思ったので違和感がありましたが、直後。

「そういえば、〇〇でご飯食べたあと時間ある?」

おう、ホテル行くか!と言おうとしたその時!

「いいバイトの話をしてくれる先輩がいるんだけど!その人の話一緒に聞こうよー!」

「紹介したい人がいるんだよねー!」

「タツヤくんにはきっと為になる話だと思う!」

あーーー。お前そういうやつか。


「興味無いならいいけど、絶対いい話だと思う!」と、ダメ押しをしてくる始末。

噂には聞いていた。カフェに呼び出されたと思ったら、紹介したい人がいると言われて謎のギラギラしたオトコが現れ、謎のビジネスに勧誘してきて、金を払うまで帰して貰えないなどしつこくねばられるというもの。

ここでオレは、かつてメシモクオンナが来て奢らされた話をし、全奢りは回避させようとした。

「アプリの利用目的はなんだ?恋人は?」

すると女は「友達作り、あわよくば恋人」と答える。

「恋人も探しているんだな?」無謀なオトコであるオレは、一旦は行くことにして電話を切った。今考えれば方弁に過ぎないということは言うまでもない。


次の日、アポ当日。

本当に行きたくなかった。ドタキャンしたい。しかし、突如ドタキャンブロック、というオンナのやるような残忍な行動はできなかった。
でも行きたくないので、とりあえず「変な勧誘されんなら行きたくない」とLINEした。

ところがオンナは食い下がってくる。
折角の機会だから、とか話してみたいから、とか何とか言って何がなんでも俺を来させようとしてくるオンナ。聞いてよかったと思えるはずだから先輩の話を聞いてほしい。と。

怪しくないか?と訊くとオンナは「私も最初は怪しいと思ったけど、話聞いたらいいなと思ったよ」と。

先輩ってどんな人?なんて会社なの?と問い詰めて写真を送らせると、予想通りギラギラした感じの体育会系の男性。白状させた社名でググると、名古屋市の化粧品会社の名前が出てきた。会社のホームページ以外ではネットワークビジネスであるというページがちらほら出てくる。やはりそういうビジネスであるらしい。

よく分からないものにお金を突然払わされないか?と聞くとそんなことは無いと言われる。だが、財布を捲られて金を吸われるのを危惧し1000円しか持たずに家を出た。

結局、前日の約束から1時間遅れてアポに行くことに。
家から10分くらいの場所にある某コーヒー屋である。

4分くらい遅れてオンナが来る。本当なら、ここで帰っても良かったのだ。「予定の時間なのに来ないとはなんだ」と。ここは散々相手先を引っ掻き回してアポの時間を遅らせた俺も俺なので、とりあえず中に入る。

今考えたら本当に無駄な時間だった
以前やったオンナの喘ぎ声でしこってるほうがまだ生産的なくらいに。

そもそも怪しいビジネスの勧誘だと分かってて、友達にすらなれんだろ。オンナは彼氏いないし、いたこともないというが、それなりに可愛い顔してたので信じられなかった。男のタイプを聞くとやたら水準が高かった。結局、これも集客のための方便だったのだろう。相手はフレンドリーに接してくるが、口説く気にもならなかった。

結局、1時間ほど話したところでついにオンナが「先輩」を召喚した。

少しオンナが外に出てて待たされたが、その隙間の時間が絶妙に気持ち悪かった。逃げ帰れば良かったんだけどなあ。

ここから2時間ほど「先輩」によるネットワークビジネスの説明がはじまった。

まずは「収入ってどれくらい?それが少しでも増えたら夢が叶えられると思わない?」としきりに煽り、俺を「収入に不満があり、収入が少ないので叶えたい夢を我慢している」「毎日やりたくない仕事をイヤイヤやっており、変わりたいと思っている」ということにしてきた。価値観をずらそうとしているのはわかる。ドリルを売るには穴から売れ。ということであろう。

隣にいるオンナは、先輩の話にうんうん、とか凄いよねー!とか相槌を入れる「先輩全肯定bot」と化した。嘘くせー。そもそもだが社会人と名乗っていたが本当は俺は学生である。収入がどうこうという話ではない。気分は最悪である。

次に会社や化粧品の紹介をされた。会社は優秀なネットワークビジネスマンが社長をやっており、すごい弁護士がついていて信用のおける企業だと言うが全体的に説明用資料がチープなので全く説得力がない。
化粧品は1万6000円もするが、健康にいい成分が沢山入っており有名な漫画とのコラボ商品も出しているし、こんなにもいい化粧品なのだと。
よく分からない似非科学の説明をされたり、CMを見せられたりした。

CMの内容は、どういうメカニズムで肌が綺麗になるのかの説明は一切なく、単に顔のいいオンナが化粧品で顔を洗ったりしているだけというもの。いやもっと騙すんなら狡くやれよ、水素水とか有難がってるような大馬鹿者しか騙されないでしょ…。やっぱりこれもどこかチープな印象を受けた。

「CM作れるんだったら、こんなことしないでYouTubeとかに上げて広告すればいいじゃないですか?」とツッコミを入れてみるものの、はぐらかされる。
ツッコまれ慣れているのだろう。バカを騙すビジネスだから、想定されるツッコミとそれに対する返しが完璧だ。バカを騙す文言は知り尽くしているはずだ。要するにバカを騙すエキスパートなのだ。

だが俺は理工系学部でロジカルシンキングの修行をしてきた。要するに騙されないエキスパートなのだ。

バカを騙すエキスパートVS騙されないエキスパートの戦いなのであった。

カフェに呼び出して勧誘して製品を買わせる、メンバーが増えると、増えただけキャッシュバックされるという仕組みだ。勧誘した人にまた他の人を勧誘させ、商品を買わせる…を繰り返していく。

具体的に何をしてどんな流れでお金が入るのかは最後の最後まで巧妙にぼかされており、徹底的に「鼻くそほじってるだけでお金が貰える」かのような雰囲気が出ていたが実際はそんなわけがなく、自分でも化粧品は1式買わされるし、自動的にサブスクに登録させられるので勧誘がうまくいかなければむしろ収支はマイナスになることは自明であった。

なのだがこれまでも勢いで丸め込んできたのか「俺たちが一緒についてるよ」「君ならできるよ」みたいなことを言ってしつこくゴリ押しして来る。そもそも、俺がこんなにしつこく勧誘される理由がわからない、オンナに「こいつは気が弱そうだし引っかかるだろう」と思われたからだろう。要はオンナに舐められているということだから腹が立つ。ひたすら同じようなことを呪文のように繰り返すものだから、こちらが「はい、興味あります!」と言うまで引き下がらないつもりだったんだろうが本当にしつこかった。友人に協力してもらって電話をかけてもらい、急ぎの用事があったように演出するも、ネットワークビジネスの連中は時間を細かく聞き出して「まだ時間あるよね?」「大丈夫だよね?」「まあとにかく一緒にやってみようよ!」と勧誘してくる始末。そして挙句の果てには「明日は時間ある?」とまで聞いてきてかなり恐怖を感じた。オンナの真似して断ったけど。

結局、「時間ないんで失礼します!」と言って無理矢理離脱。
自分のマインドが低いあまりにジリジリと粘り何時間も無駄にしたことを後悔した。

その後、LINEでオンナから「次はいつ会えるの?」と、人によっては嬉しいセリフを、最も嬉しくないオンナから言われた。グチグチと文句を垂れてくるので、当然ブロック。

マッチングアプリというツールには違法性はないとしても、そのツール(女)を使って罠を仕掛ける。罠を仕掛けないと客(獲物)をキャッチできない商売なんて そもそもろくなもんじゃねー。どんなにうまいこと言ってたとしても、ぜんぜん信用できん。そこを見抜け!!!

ネットワークビジネス早く違法になれよボケがよ。


皆さんも気をつけて欲しい。

目安としては以下のような感じ。

〇妙にテンションが高く積極的にアポに誘ってくる

〇アポの場所をカフェやファミレスにこだわる

〇LINE交換したらアプリ側でブロックしてくる

〇女特有の忙しさではなく、ビジネスマン的な忙しさを見せつけてくる

〇恋愛対象に見られてないとわかる態度

〇顔がいい割に恋愛経験がないといってワンチャンを感じさせてくる

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