2025/1/6 年始式・全体朝礼。あいさつの大切さ、そして在庫管理の徹底。
答えのないことに取り組むことの大切さ
まずもって、入社の辞令を受けた方、成人となった方、おめでとうございます。人の前で話をするのは、とても緊張することだと思いますが、挨拶には正解というものがありません。学校では答え合わせばかりしてきたかと思いますが、人生に答えがないように、時には「あいさつ」のような、正解のない問いにも挑戦することが大事です。
社内でも、人と会ったり、すれ違ったとき、何気ない「あいさつ」の言葉を交わしてみましょう。
在庫の見える化で見えた課題
さて昨年は、在庫の見える化を進める中で、そもそもその起点となっている棚卸しに問題があることが分かってきました。
たとえば、データ上は在庫があるはずなのに実際には足りない、または在庫が余っているのに追加発注をしてしまう、といったことが起きていました。
在庫が不足すれば、製造が止まり、納期が遅れるリスクが生じます。一方で、在庫が余れば、保管場所に困るだけでなく、資金が無駄に使われてしまいます。
新たなシステム導入とその成果
この問題を解決するために、年末実施した棚卸しは、QRコードを用いて行いました。これにより、今まで手書きで行っていた製品名、材料名や数量の記録を正確に入力できるようになり、ミスが大幅に減少しました。作業時間も大幅に短縮されています。
現場の皆さんからは、『効率が上がった』『作業がスムーズになった』といった声が寄せられています。この取り組みを支えてくれた社員の皆さん、本当にありがとう。この改善は、会社にとって大きな進歩です。
在庫の見える化がもたらす課題と責任
しかし、ここからが勝負です。在庫の『見える化』が進んだ今こそ、在庫管理の精度が求められます。例えば、工場内の仕掛品や完成品を移動する際にも、必ず入出庫の処理を行うことが重要です。倉庫に入っていないからといって、『在庫ではない』と考えるのは間違いです。工場内にあるすべてのものが在庫であり、それが正確に記録されていなければ、管理の精度が損なわれてしまいます。
今年の目標 ー 在庫管理の精度を上げ、在庫を減らすこと
今年の目標は、在庫管理の精度を上げ、在庫を減らすことです。
現在ヒロボーには約7億円の在庫があります。そして、この在庫を持つだけで年間1,000万円以上もの金利がかかっています。このお金を価値ある投資に回すことができたら、会社はもっとよくなるはずです。
在庫管理の精度を上げるためには、皆さん一人ひとりの協力が欠かせません。日々の業務の中で『こうすれば在庫管理がもっと良くなる』と感じることがあれば、どんな小さなことでも構いませんので、ぜひ共有してください。
みなさんの行動が、ヒロボーの未来を切り開きます。今年も、皆さんと一緒に力を合わせて、より良い会社を目指していきましょう!