2022.9月「ひろばかいぎ」を開催しました!
令和5年秋にオープンする茨木市の新施設と広場「おにクル」。市民のみなさんによる多様なプログラムの実施が想定されるおにクルの開館に向け、市民会館跡地にある「IBALAB@広場」では、おにクルがオープンするまでの社会実験の場として日々さまざまなプログラムが開催されています。
「ひろばかいぎ」は、IBALAB@広場でプログラムを開催した方たちが集まり、より広場が使いやすく、楽しい場になるようにとアイデアを交換し交流する場です。「おにクル」での活動がより豊かになるようにと、オープン前からさまざまな使い方を考えています。
その「ひろばかいぎ」を2022年9月29日(木)に開催。広場の現状共有に加え、今回は「おにクルオープニングイベント」について、どんなプログラムが開催されているとオープニングが盛り上がるかを考えました。
1.IBALAB@広場の運用状況について
まず、IBALAB@広場の運用状況について、2022年4月に広場コーディネーターとして配属されている蔭本から、この半年間で開催されたプログラムの特徴や、備品管理について紹介しました。
○プログラムの開催状況はいかがでしょうか?
平野:蔭本さんが広場コーディネーターとして着任されてからのおよそ半年間、どのようなプログラムが開催されていましたか?
蔭本:規模は様々ですがマルシェや音楽、フード系のプログラムが多かったです。
平野:芝生エリアや下広場などありますが、どのエリアで開催されることが多いですか?
蔭本:芝生エリアが人気です。緑があり絵として映えるといった声をよく聞きます。
平野:印象に残っているプログラムはありますか?
蔭本:5月に開催された「裏いばキャッツアイ」です。阪急茨木駅側にある商店街に「裏いば」と呼ばれるエリアがあります。裏いばの店主さんたちが集まり「裏いば」の存在を知ってもらうためのプログラムを開催されました。
平野:プログラムの開催にあたり事前相談に来られたとお聞きしています。どんなお話をされましたか?
蔭本:始めは「商品の販売をしたい」と来られましたが「IBALAB@広場は市民活動の場であり、販売のみの利用はできません」とお伝えしました。そして、何かできるプログラムはないかと一緒に企画を考えました。その結果、来場者がおすすめする商店街のお店を書き込んでもらうプログラムを開催することになりました。
平野:地図にはどんなことが書かれていたか覚えていますか?
蔭本:おすすめのお店がいくつも書かれていました。印象的だったのは「裏いばってどこ?」という話で盛り上がっていたことです。実際にお店に足を運んでくださった方もいたそうです。
平野:その他に印象に残ったプログラムはありますか?
蔭本:9月に開催された「友の会広場」のプログラムです。手芸などが得意な方たちで構成される活動団体でした。「IBALAB@広場でプログラムを開催し、自分たちの活動を広めたい」という想いを持っていらっしゃいました。
平野:様々な活動経験のある団体さんでしたが、IBALAB@広場でプログラムを開催されるのは初めてとのことでしたよね。どんなプログラムを開催すれば人が集まるのか、ターゲットにしたい層は何時ぐらいの来場が多そうかといったことを悩まれていましたね。
蔭本:そうですね。申請書の書き方から、備品の貸し出しまで沢山質問をいただきました。私自身も勉強になりました。初めてIBALAB@広場を使う方は、何に課題や不安を感じるのかを知ることができ良い経験になりました。
○コンセプトの運用状況は?
平野:4月からはコンセプトの運用も始まりましたが、反応はいかがでしたか?
蔭本:「内容が似ているものが多く書きにくい」という声を聞きます。チャレンジしようといった視点が多い印象を持たれているようです。
○備品倉庫の整理とチェックリストについて
平野:IBALAB@広場でプログラムを開催するにあたり、様々な備品が借りられますよね。最近備品を片付けている倉庫を整理されたと聞きましたが、どのように進められたのですか?
蔭本:5月に開催したひろばかいぎでは「使いにくい」「備品がどこにあるか分かりにくい」といった意見がありました。「みんなで片付けると良いのでは」という意見もいただいていたので、Locaco Projectの上野さんと村上さんに片付けの段取りを相談し、日頃からIBALAB@広場で活動しているみなさんにも声掛けをして片付けをしました。
平野:みなさんの反応はいかがでしたか?
蔭本:喜んでいただきました。私はプログラム開催後に倉庫の確認に行くようにしていますが、綺麗に片付いているのを見て嬉しくなり、思わず写真を撮ってしまいました。
平野:準備の時に綺麗に整理されていると、片付ける時も綺麗にしなければという意識が芽生えますね。一方で、備品関係のトラブルがあると聞いていますがいかがでしょうか?
蔭本:破損や汚れが多いです。例えば、風が強くてタープテントの骨が折れていたり、部品が無くなっていたりします。
平野:故意で壊した訳ではないと思うので、報告していただけると良いですね。破損させたことが問題なのではなく、報告がないまま片付けてしまうと、次に使う方が困りますよね。
蔭本:そうですね。それを防止できるようにと備品のチェックリストをつくり運用を始めました。
平野:チェックリストはどのタイミングで書いてもらっていますか?
蔭本:使用前と使用後です。
平野:チェックリストをお渡しするのはいつですか?
蔭本:事前協議や詳細協議をするときに手渡ししています。回収用のクリアファイルは壁に貼り付けています。チェックリストの用紙、鉛筆やボードも合わせて置いています。
平野:当日忘れても大丈夫なようにされているのですね。運用してみた反応はいかがですか?
蔭本:使用前に確認するのは大変だという声を聞いています。
平野:そうですよね。みなさん早く準備をされたいですもんね。
蔭本:プログラム開催後のチェックも疲れている中で大変なようです。みなさんが無理なくチェックができるよう引き続き考えていきますので、アイデアがあればお寄せいただけると嬉しいです。
平野:今日来られた方からも、ぜひチェックリストに対するご意見をお願いします。
(会場の参加者に意見を聞いてみました)
参加者:プログラム開催日が炎天下でくたくたになってしまいました。チェックリストの文字がほんとに読めなくて、別のスタッフに確認してもらいました。
平野:もう少しぱっとみて分かりやすいと良いのかもしれませんね。
参加者:文字が小さいのもあるかもしれません。
蔭本:チェックリストに対するご意見は、直接ご連絡いただくか、報告書などに記入してください。
平野:プログラムを考えるのと同じように、チェックリストも一緒に考えていけるといいですね。
○秋からはどんなプログラムが予定されていますか?
平野:今後の予約状況はいかがでしょうか?
蔭本:9月〜12月の1週目までの土日は予約でいっぱいです。
平野:土日は、IBALAB@広場に来れば何かプログラムが開催されているんですね。一方で、今から何かプログラムを開催したいと思われた方はできないということでしょうか?
蔭本:予約がいっぱいなので、調整できないかと相談に来られる方もいらっしゃいます。調整の結果、コラボ開催などが実現した例もあります。
平野:IBALAB@広場全体を使ってプログラムを開催される方ばかりではないかもしれませんね。1人でプログラムをしたい人けど集客力に欠けるという人にとっては、他のプログラムと一緒に開催できると心強いのかもしれません。
蔭本:実は、初めてIBALAB@広場でプログラムを実施する人を応援する「hop step day」という企画を開催することになりました。1人でもプログラムを始めたいという方たちと共に企画をつくるところから、開催までを一緒に進めていきます。こちらもまた状況をご報告します。今日はありがとうございました。
<参加者のみなさんの感想>
・片付け後の倉庫はとても使いやすくなっていた。
・ぱっとみて分かるチェックリストだと助かる。
・土日はすぐに次の主催者に渡るので確認が難しい。
・女性スタッフが多いので台車がもう一台あると助かる。
・どの備品が破損しているかがリストでは分からない。
2.おにクルオープニングイベントを考えよう
来年秋のおにクル開館に合わせて、オープニングイベントを開催する予定です。IBALAB@広場を活用されているみなさんにもご活躍いただきたいと考えています。
様々なプログラムを主催されているみなさんと一緒に、どんな企画があると盛り上がるかアイデアを出し合いました。
<みなさんのアイデア>
・子ども向けのキッズコンサートや科学教室を開催してみたい!
・もし夜まで使えるなら星の鑑賞会をしてみたい!
・館内を回れるスタンプラリーを開催してみたい!
・野外で映画の上映会をしてみたい!
・マルシェ企画をやってみたい!
・プログラム開催者や市民が交流できる場になるといい!
・「鬼」にちなんだプログラムを開催したい! など
次回は12月中旬に開催予定です。
オープニングイベントのイメージを具体化していきます!
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