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『今日も書けない』Part5
どっからやってきて、どこへ消えていくんだろう。
という、お話。
曲って「降ってくるの?」「降りてくるの?」という質問をたまに受けることがあるけれど、おそらくそういう意味では神様に選ばれていないのか、「降ってきた」と呼べるような体験はあんまりないなと思います。
鍵盤の前に座って(学生時代はギターを抱きかかえて)、「書こう」と頭も体も思わないと書けない人間のまま、今日まで至っています。
最初のフレーズのアイディアが出てきて、それから芋づる式に(よく使われる表現だけど芋づるって、実際どんなやつ?)次のフレーズが出てきて、ワンコーラスさらりと歌ったら、それでいいと思えちゃった。みたいなことは何度かありますが。
かといって、理詰めですべて書いているかというと、そもそもそんな”理”を持っていないので(音楽的教養は甚だ脆弱です)、おそらく遠回りなトライ&エラーを延々と繰り返しながら、間違ったら戻り、また進み、また間違ったら戻り……そうやってメロディの道を探っていくようなタイプだと思います。
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