父親が、約10日間二人の子供と一緒に暮らして感じたこと
状況説明
2020年3月21日から保育園に通わせていた子供と一緒に家族で面倒を見ながら夫婦でお店の経営をしてみました。
子供は、5歳の男の子と2歳の女の子。
二人とも元気いっぱい、好奇心いっぱいです。
感情表現もすごく豊かですし、意思も主張もはっきりしている方です。
子供が遊びたい内容で遊ぶのは父である僕が担当して、お勉強や食事、おむつ交換などは母が担当していることが多い家庭です。
僕ら夫婦の仕事は、ママ向けのコミュニティサロンの経営。
加えて、僕はコンサルティングがあります。
僕の場合は、お店に関しては事務作業を集中して進めたいし、コンサルティングは落ち着き集中して考え進めたい仕事です。
最初の感想は、「仕事、何もできない。。汗」
ネットの記事や雑誌などで読んでいたように、子育てしながら仕事をするのは全然捗りませんでした。
子供は朝起きてから好奇心あるものをどんどんと取り組みたい!の連続です。
うちでは、朝起きたらNHKの子供向けの番組を見て、朝ごはんを食べて、身支度します。
NHKの子供向けの番組の存在に、ものすごく感謝しました。
正直、子育てしない時期には、NHKの受信料には払う理由が見当たらない!の連続だったのですが、子育てして初めて存在の大きさに感謝しました。
たくさんの子育て中の家庭を支えてくださっているなと思いました。同時に、自分は体験しないと気付けない小さい人間だとも反省しました。
そして、テレビ番組に飽きだしたらすぐに、
「ウルトラマンで対決ごっこしたい!パパは怪獣ね!」
「仮面ライダーで対決ごっこしたい」
「ジュース飲みたい」
「トランプしよ〜」
「外に行きたい」
「公園行きたい」
「サッカーボールしよ〜」
「自転車乗りたい〜」
「パパはお尻ぺんぺんね!」(娘がパパをいじりながら楽しむ言葉遊び)
間髪入れずに次の興味があり要望が・・・
そして、一時間だけでも全力で公園で遊んだら、お昼寝するかな?と思い、公園に連れ出します。
公園では滑り台に何回も滑って遊んだり、子とパパで全力で鬼ごっこしたりします。
鬼ごっこでいっぱい走り回ったら、疲れて寝てくれるかな?と思い、子供のペースに合わせながらですが、持久戦で何回も追いかけまわします。
ですが、5歳の子は体力が半端ないですね。
結局、1時間半以上も公園で駆け回っても、まだ「帰る!」と言わずに遊び続けたい様子です。
流石に2歳の子はヘトヘトになって、走らずにできる遊びに集中してます。
そろそろ本当に仕事に取りかかりたいなと思って、「そろそろ帰ろう」と子供に伝えて、ようやく帰ると言ってくれました。
帰ってからは、Youtube見たり、テレビ見たり、撮りためたヒーロー番組を見たり。
子供向けの動画が配信されているのがありがたいなと思いました。
でも、Youtubeはたまに入る広告のせいで、何度も子供が「見れなくなった!」と癇癪起こされるし、
ヒーロー番組も、何度も同じものを見ると飽きてしまってて、次に何か見たい〜と言われる始末。
自分の希望に合うものがなんでもあるだろうという可能性を信じる力の凄さというか、前提にも驚くが、僕としては一つのことに長い時間集中したいのに、何度も横槍を入れられ中断させられる始末です。
これは、特にクリエイティブな仕事をなさる方は、共通してかなりきつい状況なのではないでしょうか?
実際に、自分が本当の実力を発揮できる状態になるまで、一つのことに集中して取り掛かれる環境でも、作業に取り掛かってから何分か何十分かたってからようやく「ノッてきた!」と思える状態になれるのに、かなり早い段階で、何度も中断させられる。
自分の生み出す成果の質に拘りたい人ほど、この中断はストレスでしかない・・・
この子供とのやりとりは、うちの家族では、寝る瞬間まで続きます。
結局、僕は子供といると自分の時間を作ることは難しい。。。どんな状態でも、子供を保育園に預けて、仕事をするという選択をする過程が多いのもうなずけます。
現在は、親がお金を稼がないと、明日食べるものや着るもの、寝るところにも困ってしまうのですが、その事実を子供はまだ認識できない。子供にとっては、今この瞬間が大事で、今楽しいことが重要かもしれませんが。
便利な楽しい世の中になったと言われますが、それは大人だけが暮らす範囲のことだけで、保育園児にとっては親の力を借りずに楽しい日々を過ごせるほどにはなっていないなと感じちゃいます。
冷静になって感じたこと
こうして、結局自分の仕事もろくにできないまま過ごした1日ですが。
やはり、僕には子供はすごく大切な存在です。
僕に子供ができてから、感じたことは、
- 無条件で好きでいてくれる存在ができたことで自分の存在の重要度を認識できた
- 子供を見て「愛でる」という感覚を初めて体感した
- 好奇心が無限に出る子供を通して、人の可能性の凄さに気づかされた
- どれだけ叱っても、いつもリセットして、親のことも心配する子供の愛の深さに感動する
- いつも元気で笑顔でいてくれる子供からたくさんの元気をもらえた
存在自体で、幸せを感じさせてくれる子供。大変なことがあったら、思い出が強まるとも思いますので、振り返って幸せを感じられるきっかけにもなる。
本当にすごい影響力だなと思います。
まだまだ、子供との付き合い方という点では、未熟ばかりですが、色々と模索していると、気付けることもたくさんあるかもしれないと思います。
また、
小学校や中学校などいくと、だんだんと子供は親との関係に興味が薄れて外の世界へ興味が強まると思います。 だから、今みたいな時期はあと数年しかない。
そう思うと、どんな大変な状況でも、今しか味わえない貴重な時期と思いたくなるのが本音でもあります。
子供に変われと言っても、変わりませんから、自分自身が自分と子供のためにも変えられることを一つずつ見つけていきたいと思います。
工夫したことを具体的に書いてみましたので、ご興味があればいかがでしょうか。
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