楽をするとはどういうことか
楽をすることはずっと悪いことだと思っていた。
楽 = 堕落 = 怠慢 だと思っていた。
しかし、楽をするというのはそういうことではない、と思うようになってきた。
楽をするというのは、「無駄な力みを取って何かを行う」ということなのだ。
対して、怠慢や堕落といったものは、そもそもやらなければいけないことを行わなかったり、必要な力をかけなかったりすること。力のかけ具合が楽とは違う。
スポーツでも「体の力を抜くこと」がパフォーマンスアップになると言われて久しい。しかし力を抜く、脱力というと、必要以上に力を抜いてしまい、結果パフォーマンスが落ち、力を抜いてパフォーマンスを上げるとはどういうことのなのか、逆にさっぱり分からなくなる。
スポーツの場合は頭で考えながら何かをやると力みやすい。練習ではしっかり考えるが、本番では頭の中を空っぽにして臨んだ方がいい結果に繋がるという。頭を空っぽにすることで、やるべきことに集中でき、結果無駄な力が取れるのだろう。
そう考えると、楽をするとは「無駄に力まず、必要な力を出し、必要以上に考えず、やるべきことに集中する」ということになるのかもしれない。
体と頭が一番働くちょうどいい塩梅、それが楽だ。
楽をしよう。
無駄に力むのはやめよう。
考えすぎず、囚われた思いから自由になろう。
そうすれば、自然と笑顔になれるはずである。
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