みんなと生きて、ただ死ぬだけ。
昨日は「2050年カオハガン島への望み」という講演会に行って来ました。
フィリピンにある1周2キロの小さな島、カオハガン島。
約30年前、ダイビングで寄ったその島に一目惚れして、勢いでその場で購入してしまったオーナー崎山克彦さんのお話。
貨幣価値で言えば、世界最貧民レベルの収入の3分の1しかお金を持たない島の住民約600名の幸せな暮らし。
潮が引いたら貝や魚を拾って来てみんなで分けあって暮らす生活。
そこには労働というものは存在しない。
ただただ生きるだけ。
島の住民には所有の意識はなく、ない者がいればある者に与え、その恵みを与えてくれる自然への感謝の気持ちが溢れてる。
そのは島の人たちの笑顔を見れば分かるという。
参加者から「彼らには老後の心配はないのか?」という質問があった。
崎山さんはこう答えた。
「彼らには長く生きたいという気持ちがありません。歳をとったら老いて死ぬ。それが当たり前のことみたいです。今島では僕が81歳で一番最長老です。僕も彼らのように90歳くらいになったら食事をコントロールして死にたいと思っています。妻にそのことを話したら「私が食事を作るんだから、それは無理だと思うけどね」と笑われましたけど(笑)」
みんなと生きて死ぬだけ。
その超シンプルな暮らしは、自然豊かな場所でなければできないのか?
そんなことはないと思う。
この日本でだって、東京でだって可能だ。
みんなと生きて、ただ死ぬだけ。
僕らはすでに多くの恵みを享受している。
あれも欲しい、これも欲しい、ああありたい、こうありたいと思わなければ、十分に楽に生きていける。
大切なのは、そんなシンプルな人生を、どんな場所で送るか。
場所選びは大切だなと、そう思った。
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