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【シリーズ】この本スゲー「BORN TO RUN」

今日はこの本を紹介したいと思います。ランニングシューズの常識を変えた本「BORN TO RUN」

要は「シューズのクッションは人間から体重を身体で吸収する能力を奪っちゃうよ。しかもシューズのクッションでは人間の体重を全て受け止めきれないから、身体に負担をかけてしまうよ。でも裸足なら身体全体をクッションにしないと即故障するから負担の少ない走り方がマスターできるよ。この走り方をマスターすれば長距離を走っても故障しづらくなるよ」という大発見を実際にあったストーリーを交えて説明している本です。

4年前にスケボーで坂を下ったら(スケボーなど乗らないのに)見事に転倒し、肩を骨折しました。落ちた瞬間バキッ!っていう音が聞こえまして、「脱臼か?脱臼であってくれ!」って思いながら立ち上がり、右肩を触ろうとしたところ、肩のあるべきところに肩がなく、15センチほど下に肩があったというホラーな経験をしました。

救急車に運ばれ、大きな病院の救急センターに入って医者が来て、最初に言った一言、「あーこりゃダメだわー。痛いでしょ?これ。おーいみんなー!コッチこーい!」するとインターンの学生たちがワラワラ僕の周りに集まり、「ほら、これ、ダメだよ。絶対骨折。痛いでしょ?」

「(痛いわ!なんとかしてくれ!)....(痛すぎて泣きそう)はい、痛いです...。」

という嘘みたいなやりとりもありました。救急センターって交通事故でグチャグチャになってる人も来るから、骨折ごときでは茶番扱いされちゃうんですね。「死ななきゃOK!これが救急センターの常識なのだと知った出来事でした。

で、結局手術をし入院。その時に読んだのがこの本なのです。


もともと外国の本なので、最初がとっつきづらい。登場人物の名前が覚えきれず、誰が誰なのかよく分からなくなる。外国の本あるあるですよね?

でもそのゾーンをグッとこらえて読み続けてたところ面白くなって来た。

「早く退院してとっとと骨折治して裸足で走りたい!」読み終わったときはそんな気持ちになってました。ウズウズ。

常識を覆してくれる本て最高ですね。

しかし退院してもなかなか肩の骨がくっつかず、結局完治まで5ヶ月かかりました(鎖骨の端っこはかなり治りが遅いらしいです。お気をつけあれ)


そして待ちに待った裸足ランデビューを果たし、4年が経ち、今に至るわけですが、最初の2年はハマってましたね。後半は毎週月曜日に10km裸足で走ってた。裸足に慣れるとシューズのクッションがうっとおしくなってきます。なぜかというとクッションが推進力を奪っちゃうからです。「進まないなー」という感じがして疲れるんです。

子供が生まれてから仕事も忙しくバタバタしててあまり走ってなかったんですが、数ヶ月前からランニングを再開しました。10km裸足で走っていた時は、小石やガラスの落ちてない横浜みなとみらいの遊歩道を走っていましたが、今は引っ越してしまってあそこに気軽にいけなくなってしまったので、家の近くの道を毎日3キロ走っています。

さすがに家の近くの道路は普通の道なので、ブランクもあるし裸足はキツイなと思って5本指シューズを買いました。これ。

Five Fingersっていうシューズです。かなり裸足感覚に近く、シューズ自体にクッションはないので、体のクッションを育てる(走り方を変える)にはバッチリです。

でもね、数ヶ月これで走ったんですけど、そろそろ裸足に戻りたくなってきたんですよ。なんだろう。あの爽快感。裸足で地面と繋がるあの感覚はこのシューズでも得られなかったんですよね。

それで今朝は3キロのうち、最後の1キロだけシューズを脱いで裸足で走りました。早朝4時。誰も周りに人がいないので裸足でも不審ではありません。走ってみると意外と小石落ちてない。いける!

でも2年のブランクは大きいですね。2年前は10km裸足で走れたのに、今日は1kmでも足の裏がヒリヒリした。完全にリセットされてしまったみたい。でもやっぱり爽快な感覚が足に残っていて、膝から下の筋肉が喜んでいる感じがします。やっぱり裸足はいい。また明日も裸足で走ってみようと思います。

夢は裸足でウルトラマラソン(100km以上のやつ)です。まだマラソンもしたことないけどねw

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