気持ちが落ち込んだら徹底的にコンテンツ消費だ
風邪をひいた。
2日間寝込んだ。
体は痛いし、頭は痛いし、喉は痛いし、鼻水は止まらない。熱も下がらない。
寝ても寝ても時間が経たない。痛みや退屈に耐えているうちに言いようのない不安に襲われた。
暗い話を読んでしまったからだ。
cakes連載「笑いのカイブツ」(ツチヤタカユキ)
書籍「とうもころし」(黒澤優子)
両方ともむちゃくちゃ面白い。マジで面白い。が失敗だ。風邪で具合が悪いのに登場人物たちに感情移入したらどんどん気持ちが落ち込んでしまう。
頭は痛いわ、体は痛いわ、眠るに眠れないわ、気持ちは落ち込むわで最悪な状態に到達してしまった。
まずい、まずい、このままだとまずい、戻ってこれなくなる。と思えば思うほどネガティブな思考になっていく。
気持ちが落ち込んで字が読めなくなってきた。でも眠れない。困ったなと思った時に思いついた。
「あ、そういえば見てないアニメがあるわ。」
僕は普段アニメは見ないが、ある理由から大河内一楼脚本の作品は見るようにしている。今放送中の「甲鉄城のカバネリ」。しかし仕事が忙しく第3話から見ていなかった。見るなら今しかない!
早速PCを立ち上げて再生。amazonプライム会員は無料で見られる。膝の上では1歳の娘も夢中だ。
するとどうだろう。さっきまでの不安感は綺麗さっぱりなくなり、気がつけば体調も良くなっている。奇跡だ。
前にも引用させてもらったけど、僕の大好きなwebライター「世界一即戦力な男」菊池良も言っている。
「面白いを追いかけているとワクワクして落ち込まない」
家にずっと引きこもっていた間も彼は落ち込むことなく何かに夢中になっていた。興味の数珠繋ぎをずっと続けていたのだ。
体調が悪くて仕事休んでいるなら、仕事のことも何もかも忘れて回復させることに集中したほうがいい。まずは寝ることで体力を回復し、美味いものを食べ、可能なら徹底的にコンテンツ消費だ。当たり外れは気にせず興味のあるものを見まくろう。できれば暗くないもののほうがいいw
ただ単に気持ちが落ち込んでいる状態も病気みたいなもんだ。何もかも忘れて、何もしたくないなら眠り、美味いものを食べ、徹底的にコンテンツ消費だ。できれば暗くないもののほうがいいw
なんだ、こんなことで人間元気になるのか、すごいなコンテンツの力。もしかしたらたまたま「甲鉄城のカバネリ」が良かっただけかな?主人公たちの前向きな気持ちには病気を治す力があるのかもしれない。
いやぁ、助かった。このままどん底に行ってしまうところだった。