ネパールのラジさんファミリー
中東のどこかの国で乗り継いで、僕はカトマンドゥに辿り着いた。
期待に胸を膨らませて僕は空港を歩く。
またあの東南アジアの時みたいなゆるさがあるんだろうか。
タミル地区方面に行くって言う若者を見つけて、一緒にローカルバスに乗り込んでみる。
ラジとの待ち合わせまで街を散歩する。
人々の活気の良さで東南アジアの国みたいに路上に人が溢れている。
ここにも地元の人達の生活がある。
ネパールの人の家に「ホームステイ」出来るなんて、滅多にできる経験じゃないからそわそわしていた。
幸い、日本の文化に興味がある家族だったので、僕等は日本の事を話していたんだ。
タミル地区というバックパッカーがよく集まる観光地がある。
ホームレスなのか、物売りなのか、街に溢れて日の目にさらされている。
そうかと思えば、ノーヘルニケツのバイクが僕のすぐ横をすり抜けていく。
とてもスリリングな街だ。
僕はラジの経営する旅行会社のオフィスへ遊びに行った。
最近事務所をカトマンドゥのタミル地区の中心に移動したらしくて、快適な場所だった。
月曜日、今日はインド大使館へビザの申請に行く日だ。
何とか申請は出来て、また数日後ビザを取りに戻って来る。
それまで時間があるので僕はポカラという街に旅行に行くことにした。
どこまでが誰の土地なのか混沌としていてつかめにくい街だ。
人々の流れに任せて歩いていたら、僕はいつの間にかダバール広場まで来ていた。
不思議な街、ネパールのタミル地区。
考えられないくらい電線が絡まっている。
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