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夕暮れに漂う気球を見上げてる
ここは小さな村、通りには毎度のごとくフルーツやらなにやら売っている人達がいる。
街のすぐ横をナムソン川が流れている。
静かに透き通った川で流れは緩やかだ。
僕はとぼとぼと橋の上を歩いていた。
太陽はまだ高く川面を照らす。
顔を付けて潜るヨーロピアン。
水はやはり澄んでいた。
こんな山奥だもの汚れようがないんだ、人がごみをむやみに捨てたり、無理くり開発とかして環境を破壊しない限り自然は保たれ続けるのに。
こうして旅を続けていると、何が自分にとって尊いものか、彼らが教えてくれる。
街をゆっくりと歩いて回っていると、人々の生活や土地の熱ってのがたまに垣間見れるから好きだ。
だんだんと日が傾いてきた。
夕暮れのそのまた前。
静かに暮れ行く空に「気球」が浮かぶ。
夕日に照らされるレインボーの気球、音もなく漂っている。
コテージには置き忘れられたビール瓶が3本、オレンジ色の光に照らされていた。
ゆっくり、どのくらい眺めていたんだろう。
風に連れられてどこかにいっちゃった。
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![光の中を旅してた](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/42190706/profile_73a530539eb7037a353a58214d66772e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)