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たまにはただの旅行者になろうぜ

そんな日々の中で、モンテネグロに行きたかった僕はあるツアーに参加することにした。
「日帰りのツアーでもう1カ国旅出来て15ユーロってめっちゃ安くて最高だぜ」
マーティンに言ったら、あいつも乗気で一緒に行くことになった。
まさかのアルバニアで地元のツアーに参加することになった。

それから国境を渡ると、また海が見えてきた。
朝は曇っていたんだけれど、今ではすっかり雲もなくなって青空が出ていた。
田舎の風景に心が癒される。

スベティ・ステファン島を見渡せる丘でバスは停まった。
海に突き出た小さな島に、オレンジ色の屋根の小さな家々が所狭しと並んでいる。

フェリーに乗り新しい港からまた新しいバスに乗って目的地を目指すと、途中で大きな洞窟に立ち寄った。
ちゃんと整備されてるわけじゃない、ただの自然の岩だらけの洞窟、冒険感がすごい。

山の稜線がくっきり美しく見える。
なだらかに海まで続いてる。
ボートが一隻。
そいつは岸まで寄ってきた。
僕らもどうやら目的地に着いたらしい。

風が強く吹き波が立っている。
そこに浮いているブイも波に合わせて揺れる。

運転手のおっさんは慣れたもんで僕らを簡単に小島まで連れて行ってくれた。
「ドラクエ」みたいだ。
本当に小島で、教会がたった一つ建っているだけだ。
どうやってか、木まで生えてる。
ここは聖域なのかもしれない。

バスを乗り継いでコトル旧市街へ、石の高い塀と堀井に囲まれた街。
大きな岩のゲートをくぐって中に入って行く。
周りは山に囲まれていて要塞の様な街。

迷路のような小道を進む。
いろんなものが石で作られている。

街を見渡せる高台まで登って見渡す旧市街はとても綺麗だ。
屋根はオレンジ色で統一されてる。
岩を崩してできた街。

そこからさらに移動をして、僕等はモンテネグロの港町ブドヴァに着いた。
海岸でみんなはご飯を食べている。
ゆるい波がすぐ足元まで来るそのそばにテーブルが並んでいる。
僕等はレストランの中に入って、シーフードとビールを頼んだ。

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光の中を旅してた
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