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再会のヨーロッパの旅
空港に着いてからはダブリン市内へ行くバスの往復チケットを買った、たぶん20ユーロもしなかったんじゃないかな。
バスに揺られて市内へ、宿もまだとってなかったもんだからどこで降りていいのかもわからない。
宿の部屋には人がいっぱいで一日しか泊まれなかったんだ。
やけに大きな部屋で、荷物を置いてから街に出たんだ。
街の何でもない風景が僕の旅の景色になっていく。
別に有名な観光地でなくてもいいんだ。
セイント・ステファンズ・グリーンパークという所に来た。
緑の木々や、池があってとても綺麗に整備されてる。
緩やかに時間は流れる。
そこはメガンが働いてたTGIFっていうレストランのすぐ近くだった。
街ゆく人たちは半袖よりかは、長袖を着てる人の方が多い。
少し寒かったんだ、そんな季節を通り過ぎてく。
街の中心地にすっごいほっそい柱が一本建ってんだ。
ダブリンキャッスルやダブリン教会にも見学に行った後、メガンとTGIFで会って一緒にご飯を食べたんだ。
僕はギネスを勧められたからそれを飲んだ。
本場のギネスは、二度注ぐ。
あくる朝はゆっくりと朝食を食べて、空港までのバスに乗っていくはずだったんだけれど、バス乗り場でパレードが開かれていて、バスが絶対に停まれなくなってる。
同じようなスーツケース引っ張ってる旅行者を見つけて、「ねぇ空港へはどうやって行ったらいいの?」なんて聞いて、そう。
僕はこの旅でものすごくたくさんの人の声を聞いた。
だいたい助けてくれる。
彼らが導いてくれてる。
だから僕は今ここにいることが出来てる。
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