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駆け抜けて南中国
ハノイから中国との国境まで移動する途中、なんどか休憩を挟む。
この旅で主に飲んでいたのは、「水」、それだけが生命線。
そんでもってしばらく走ると中国国境に辿り着いた。
僕は車窓からベトナムの農村、そして中国の発展している都市をみてきた。
どえらい貧富の差を一日の間に見た。
いつの間にか南寧に着いている僕。
正直何にもわからない。
俺はマカオ、そして香港に行きたいんだってことを伝えると、「ここの街からマカオの隣町、珠海までのバスが出ているからそいつ捕まえればいいじゃん」ってことになった。
バックパッカーの旅していた。
寝台バスみたいだ。
乗り込んでみると、びっくりするくらいの快適さ。
普通に寝られる、簡易シートベッドだから、ぐっすりだろな。
疲れていたから嬉しい。
もう移動には慣れている。
安心と達成感。
窓の外はもう暗い。
目を瞑って、目覚めればそこはマカオの隣町、珠海だ。
中国語の雑なアナウンスで起きると、バスは珠海に着いていた。
初めて見る街に高揚感が漂う。
もう俺、中国大陸ずいぶん走ってきたんだなぁ。
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