ひろあきとナニモナクテナ。
むかしむかしあるところに、ひろあきという名前の戌年の人間がおったそうです。
毎日毎日ひろあきが公園で黄昏ていると、すぐに村で噂となりました。
あそこの公園には細長い妖怪が住んでいる。
そしてひろあきは孤独なひろあきとなりました。
しかしある日のことです。
ひろあきより一回り下の同じ干支の戌年でしょうか。
いえ、そうとは限りませんが若い青年の人間が妖怪に声をかけました。
「あなた、なに」
ひろあきは驚きました。
私の呼び名が妖怪になってしまっていると。
しかし平気です。大丈夫。
青年が妖怪と言ったわけでもないし、ナレーション的なあれが悪いのだとひろあきは考えるようになりました。
それはさておきひろあきは青年にお返事をしなければとんだ無礼者です。
さぁひろあき、なんて返すんだい。
「何も無くてな」
「ナニモナクテナ?贅沢な名だな。今日から俺は三橋貴志だ。金髪にしてパーマかけてください」
そうです、青年の正体は今日から俺はの主人公の人でした。
すごい。
「革靴食え!革靴食え!」
※そんな台詞はありませんが、番長は革靴を食べようとしました。
当初書こうとしていた話から逸脱し過ぎました。
なんだこれは。
そもそもなんの話を書こうとしていたのでしょうか。
ひろあきとナニモナクテナが同一人物で、二重人格のような一人芝居でも書こうとしていたのでしょうか。
いや、猫は良い。
戌年ではなくて猫年だったら良かったのに。
やばい、前回に引き続きなんか私の人生のような作文でした。
完。