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行をスマートに並べ替える

ラスベガスで行われた Tableau Conference 2023 VIZZIES Award で "PREPSTAR" の称号を頂きました! 身に余る光栄に Tableau User の皆様に感謝しかありません。ありがとうございました。

Tableau Conference 2023 VIZZIES Award

という割には、Tableau Prep Builder の記事を全く書いてません! なので、少し書いていこうと思います。

「Tableau Prep Builder を使ってフローを作った。でも出力する時、並び順がグチャグチャでなんだか気持ち悪い」そんな気持ちになった方は多いのではないでしょうか? 出力結果は Tableau Desktop や Database, Excel 等で使うデータソースになりますから、行の並び順はあまり重要ではありません。でもどうせなら意図した順番になっていたほうが気持ちいい。

例えば、"サンプルスーパーストア.xls" のサブカテゴリ別売上数量を集計すると、こんな感じになります。

PREP フロー
サンプルスーパーストア.xls は Tableau のトレーニングで使用するサンプルデータです。

何の順番に並んでるのでしょうか? Tableau Desktopは、既定でデータデータソース順になりますが、PREPではランダムっぽいですね。
そんな時、version 2023.2 から登場した LOOKUP関数を使うと簡単に並べ替え出来ちゃいます。

クリーニング・ステップを追加して計算フィールドを作成します。
計算式は
{ ORDERBY [サブカテゴリ] ASC: LOOKUP([サブカテゴリ],0) }
のように書きます。

クリーニング・ステップを追加
計算フィールドを作成
サブカテゴリ順に並べ替えが出来ました!

以前のバージョンでも並べ替えは出来ましたが、ROW_NUMBER や RANK で列フィールドを追加しなくてはなりませんでした。追加したフィールドは、出力時に隠せないので余分な列が増えてしまいます。LOOKUP関数を使うことで、スッキリ並べ替えが出来ます。

なお、計算式のフィールド名を、"サブカテゴリ" にしてしまえば、フィールドを上書き出来ますので、これまた余分なフィールドを増やさずに済みます。

LOOKUP関数を利用したスマートな並べ替え方法のご紹介でした。是非お試し下さい。

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