型破りな海外の東洋医学誌デビュー?
今年の2月にカナダに編集部があり、日本の伝統医学を世界に広めているNAJOM(North American Journal of Oriental Medicine 北米東洋医学誌)を購読するようになりました。
NAJOMは26カ国に読者がいて、英語と日本語の2つの言語で記事が掲載されている稀有な構成。
以前から興味があった医学誌だったのですが、購読する決め手になったのは、アメリカのポートランドで去年したセミナーのレポートをボブ先生がNAJOMに寄稿していただけたことです。
そしてNAJOMを購読する旨をアメリカで私の通訳を担当していただいているシアトル在住のブラウン先生に報告すると、
ヒロ(私のことです)、次のステップはNAJOMに君の記事を書くことだね!そうすれば、アメリカで制作したDVDやオンライン教材もより広く知られることになるし、私と一緒に今後もっと一緒に仕事をするチャンスが増えると思うよ!
と、記事の寄稿を勧めていただいたのでした。
ちょうど次の号で「伝統医学が直面する新型ウイルス」というテーマで記事を募集しているタイミングだったので、緊急事態宣言が解除される1週間前に
「COVID-19で蔓延している不安にどう向き合っていくのか?」
というタイトルで記事を寄稿。
英語翻訳はブラウン先生が担当してくださり、私の記事は誌面の掲載に採用されることになりました。(ブラウン先生はNAJOMのベテラン翻訳者でもあります)
その時の詳しい様子はnoteに以前書きましたので、興味のある方はぜひこちらの記事も!
型破りなことにチャレンジ
NAJOMのFacebookページはイスラエルの治療家 Guy Traiber がボランティアで運営していて、
「ぜひヒロにNAJOMに関するビデオをつくってほしい!」
と依頼されたので、海外向けに全篇英語のビデオを制作しました。
さらに今までやったことのないことに挑戦したかったので、今回は音楽も自分で作曲。
NAJOMは日本の伝統医学を広める雑誌なので、YAMAHAのギターとベース、Rolandのサンプラーと音楽機材も日本産にこだわってみました。
ところが、完成したビデオを見てみると、
「これはちょっとやり過ぎかなぁ・・・」
と自分でも思うような仕上がり方。
とくにエンディングがです(笑)
それでもまあ、世に出してみないと実際の反応はわからないので、「えい!」とビデオをアップロードすると、想像以上に海外からいい反響がありました!
まずはビデオ制作のリクエストを私にしたGuyは、
(今までで一番クールなビデオの内容だよHiro!)
次に私のDVDとオンライン教材を制作しているアメリカのBluePoppy社のJosephからは、
(いいビデオだね。とくに音楽が素晴らしい!京都の街の様子を出だしに加えているのもナイスだよ)
さらに、NAJOM編集長の水谷先生からもお礼のメールをご丁寧にいただき、
「よろしければ、ビデオをNAJOMのオフィシャルサイトに掲載してもいいでしょうか?
とのお申し出があり、もちろん喜んで即承諾!たいへん光栄に思いました。
さらにさらに、NAJOMのジェネラルマネージャーのブレント先生からも、
「先生のビデオは、若い方々に知ってもらうのに強い追い風になるビデオで、制作していただきありがとうございます」
とメールをいただき、もうビックリです(笑)
というのも、NAJOMの執筆陣は私の父親の世代、もしくはそれよりも年上のベテランの先生方ばかりですので、先生方から見れば私はまだまだ若造。
そんな私の感性を受け入れていただけて、感謝感謝なのでした。
他にも後日、YouTubeのコメント欄にこんな嬉しいコメントをいただけて、有り難いです。
新たなチャレンジを夏に
そんなわけで、私が執筆した記事のインパクトよりも、制作したビデオのインパクトの方が大きかった感はありますが、私の記事が掲載されているNAJOM7月号はエアーメールで無事にカナダから京都に到着。
今回は執筆者だからなのか、1部ではなく4部のNAJOMが配達されていました。
また、ブラウン先生と1週間前にオンライン会議をして、今後は一般向けのコンテンツも海外に向けて制作していきましょうということになったので、この夏から新たなチャレンジもしていきたいと思っています。
まあ、頭ではわかっちゃいますが、何でもやってみなけりゃ、結果はどう転ぶかわからないもの。
今回のビデオのように、期待以上に海外から反響があることも起きるかもしれませんし、逆に大スベりすることもあるかもしれません(笑)
新型コロナで世界規模で閉塞したムードがありますが、そんな状況下だからこそできることにチャレンジしていきたいと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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