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言葉の遅れ(言語発達遅滞)の子が急増!?伝統と脳科学から紐解く小児との接し方
京都で絶壁・ハチ張り・斜頭症・短頭症など、頭の形を改善するあかとき庵という治療院をしている小松です。
京都大学大学院教育学研究科教授の明和政子(みょうわまさこ)先生のご著書『マスク社会が危ない 子どもの発達に「毎日マスク」はどう影響するか?』には、
「大脳皮質の中で、感受性期が比較的に早くに訪れるのは「視覚野」と「聴覚野」です。これらの脳部位の感受性期は、およそ数ヶ月頃に始ります。
1歳前ぐらいにピークを迎え、7〜8歳頃まで続きます。(中略)私たちは「見ること」「聞くこと」において、乳幼児期に周りの環境から大きな影響を受けて育ちます。(中略)私たちの研究では、生後6ヶ月くらいから、相手の目よりも口元を長く見ることが分かっています。
さらに重要なことがあります。乳児は、ただ相手の目や口元を見るだけでなく、その動きや音を自分でもやってみようとするのです。(中略)こうしたやりとりを日々経験しながら、相手の心や言葉を一つひとつ学んでいくのです。ところが今、乳児を取り巻く他者の口元は、完全に覆い隠されています。家庭以外の場で、学びの機会を得ることが難しくなっているのです」
と書いてあり、口元を隠している人が多い社会環境が、いかに乳幼児の発達にとって不自然なことなのかを示唆しています。
私の治療院は赤ちゃんや子どもの来院が多く、実際に昨年は乳幼児の子を持つ保護者から言葉の遅れ(言語発達遅滞)について複数の相談がありました。
また、乳幼児期の心身の発達には「アタッチメント(愛着)の形成」といって「密」と「身体接触」は欠かせません。
これらのことは、殆どの医療人が知らないことです。
そこで、医療従事者の読者は世界26カ国。
カナダに編集部があり、日本の伝統療法を世界に向けて広めている NAJOM - North American Journal of Oriental Medicine 北米東洋医学誌 に「子ども視点で世界をみる。伝統と脳科学から紐解く小児との接し方」という論文を書いて3月に出版されました。
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私は2020年から論文をNAJOMで発表するようになり、今回で8本目。
英語と日本語の2カ国語で掲載されています。
間違いだらけの感染症対策と、グローバルな悪徳製薬会社の金儲けのために推奨された毒薬で最も割りを食っているのは子ども達です。
医療業界は「今だけ金だけ自分だけ」と思っている人ばかりではないよと、1ミリでも小児にやさしい世界になることを願って執筆した次第です。
以前に一般の方向けにこんな記事も書きましたので、ご興味があればお読みください。
NAJOM - North American Journal of Oriental Medicine 北米東洋医学誌のHPはこちら
最後までお読みいただき、ありがとうございました。