
絶壁頭・ハチ張り頭になる意外と知られていない理由(思春期以降)
記事に興味をもっていただき、ありがとうございます。
京都にある私の治療院「あかとき庵」では絶壁・ハチ張り改善コースが人気で、日本全国だけでなく世界からも治療を受けに患者さんが来院します。
今回の記事では、世界中で注目されている最新の神経科学「ポリヴェーガル理論」の視点から、思春期以降の頭の形がわるくなる原因について書いていきます。
ご興味があれば最後までお読みください。
頭の形で悩んでいる人が緊張する嫌な状況
頭の形で悩んでいる人の多くは、自分の頭の形が周りからどう見られているのかをとても気にしていることが多いです。
例えば誰か
・後ろ姿や正面に人がいると気分が落ち着かない
・写真を撮る時にそわそわしてしまう
・真横や斜め横に人がいると気分が落ち着かない
など、日常的に頭の形を気にしているため、慢性的に上半身が緊張しています。
あたりまえですが、日常生活をしていれば後ろ姿や正面、横からの姿を見られることは日常茶飯事。
職場や学校、通勤の移動中などでも他人が後ろや正面、横にいることはあります。
その度に自分の頭の形を気にしていれば、神経が参ってしまいます。
あなたの神経は常に安全かどうか判断している
最新の科学「ポリヴェーガル理論」を考案した、イリノイ大学名誉教授で行動神経科学博士のステファン・W・ポー ジェス (以下ポージェス博士)。
ポージェス博士は、人が無意識のうちに周囲の環境や相手の様子などを、
・「安全」
・「危険」
・「命が脅かされている」
という判断を神経系がしていることを「ニューロセプション」と名付けました。
あなたが人と接している時、神経系がその状況を「安全」か「危険」か、あるいは「命が脅かされている」かを読み取ると、その合図に基づいて
・安心して相手と親密に交流ができるのか?
・戦ったり逃げたりした方がいいのか?
・生命の危機に直面しているので、凍りつくことがいいのか?
以上の3つの段階を判断をして、生理学的な状態が変化します。
学術書ではないので、細かい医学的なことは割愛させてもらいますが、この生理学的な変化には自律神経が深く関与しています。
それが頭の形に影響することを2,000人以上の頭の形で悩んでいる患者さんをみてきてわかってきました。
頭の形がわるくなるのは神経系のエラーだった
先ほど頭の形で悩んでいる人の多くは、自分の頭の形が周りからどう見られているのかをとても気にしていることが多いと書きました。
これは、たとえ「安全」な状況だとしても神経系が「危険」だと判断している神経系のエラーが起こっているということになります。
例えば後ろに人が立っていて、あなたを刃物で刺そうとしているのであれば「危険」だと神経系が反応するのは正常なことです。
しかし、ただ後ろに人が立っていて緊張して嫌だと感じるのは「安全」な状況を「危険」だと間違って神経系が判断していることになります。
すると自律神経は正常に機能していないことになりますので、慢性的に上半身が緊張していることになります。
つまり、頭の形がわるくなる原因は、神経系のエラーによって生じる慢性的な上半身の緊張なのです。(思春期以降の原因)
マッサージ師の医療国家資格を持っている私が、なぜ頭をマッサージしないのか?
「頭の形を良くするには、頭部にマッサージや矯正をすれば良くなるのではないか?」
そう考えるのが一般的だと思います。
しかし、先ほど書いたように頭の形がわるくなるのは神経系のエラーが原因なので、頭部に直接マッサージをしたり矯正をしても日常生活で神経系のエラーがいつもの様に起こればまた元に戻ってしまします。
それどころか、頭への刺激は頭の形をわるくしている習慣をさらに助長する可能性もあります。
神経系のエラーを修正するには、全身を意識する治療やセルフケアが基本となります。
ですので、とくに初診時は
・全身に意識を向けやすくなるよう、頭から離れている足元から治療をしたり
・上半身がリラックスできるような呼吸法
・緊張状態から脱出できるメンタルワーク
などを通常は行うことが多いです。
まずは上半身をリラックスさせて、全身に意識を向けることが頭の形を良くするスタートラインだと考えているからです。
頭の形と自律神経との関係については、医師でトラウマ解消ヒーラーのDr.Saicoさんとも対談しているので、ご興味があればこちらの記事から対談をお聴きください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「スキ♡」マークを押していただけると励みになります!スマホで読んでいる場合は右下に♡があります。
私の治療院「あかとき庵」の絶壁・ハチ張り改善コースのページはこちら