【考察】ルール・レギュレーションの変更に伴う環境の変化について
皆さんどうもこんにちは!
「第2回 ポケモン企業対抗戦」において、カードゲーム部門の優勝チームリーダーを勤めましたひろあきです!
チャンピオンズリーグ2020東京にて、新ルールとレギュレーションの発表がありました。
レギュレーション変更は世界大会開催時から予測されていましたが、まさかルールまで変わるとは予想外でした。
このルール変更は、今後の環境を大きく変えると言っても良いと思っています。
今回はルール・レギュレーションの変化によって環境がいかに変化するのか書いていこうと思います。
- 新ルールについて -
先攻プレイヤーは、最初の番にサポートのカードを使うことができなくなります。
ルールの変更点は上記のみ。ひとつだけ。
これを見て「そんなもんか」と思う方も多いかもしれませんが、これは正直一大事です。
現レギュレーションにおける先攻プレイヤーと後攻プレイヤーの有利不利は、先攻プレイヤーが有利であると言われています。
※理由は長くなるので割愛します
カプ・テテフGXからの先攻カキや先攻リーリエなど、現環境ではそれが当たり前でしたが、新ルールではそれができなくなります。
それができないとどうなるのか?
サポートを使う=ゲームのテンポをとるだと僕は思っています。
先攻カキにしろ、先攻リーリエにしろ、先攻プレイヤーが先に動ける=先にテンポが取れる=有利に繋がります。
先攻プレイヤーが1ターン目にサポートを使えないということは、後攻プレイヤーがテンポを取れれる=後攻プレイヤー有利ということになります。
進化ポケモンを運用する場合は、1進化、2進化と育てる必要がある為、進化速度を考えると先攻有利なのですが、現環境化はTAG TEAMが存在します。
TAG TEAMは全てたねポケモンなので育てる必要がなく、先攻後攻で有利不利がそこまで変わりません。(もちろんエネルギーの運用で有利不利は変動しますが)
また、新たに追加されるポケモンVも現状は全てたねポケモンである為、今後の環境はたねポケモンを主流とするデッキが多いであろうことがわかります。
結果どうなるのか?というと、僕は後攻を選択する機会は必然的に増えると思います。
むしろ後攻を選ぶことの方が多くなるのではないかと。
実際に新ルールで練習してみましたが、先攻でサポートが使えないのは場が展開できないので、従来のデッキ構築では動きにくさを感じました。
今後研究は深めていきたいと思いますが、個人的には後攻で強い動きを真剣に考えるのはありだなと思っています。
- 新レギュレーションについて -
カードの左下に表示されたレギュレーションマークに、B・C・Dと書かれたカードが2019年11月29日(金)以降にスタンダードレギュレーションで使えるカードです。
Aと書かれたカードは、スタンダードレギュレーションから外れます。
▼ 2019年11月29日(金)以降のスタンダードレギュレーション対象商品
「サン&ムーン」シリーズ
B:スターターセット伝説「ソルガレオGX ルナアーラGX」以降の商品(2017年11月以降)
C:スターターセット「炎のブースターGX」「水のシャワーズGX」「雷のサンダースGX」以降の商品(2018年11月以降)
「ソード&シールド」シリーズ
D:スターターセットV「草」「炎」「水」「雷」「闘」以降の商品(2019年11月以降)
※上記商品の一部にはAのカードが含まれています。
Aマークが使えなくなる事で、現環境で定番であったグズマでの逆転がなくなるなど、様々な変化が起こります。
▼個人的に無くなってゲームの進行に変化があったなと感じたカード
●こだわりハチマキ
今までこだわりハチマキ込みでダメージの計算をしていましたが、それがないとなるとTAG TEAMの高いHPをいかにしてうち破ろうか?という問題にぶち当たりました。
また、お互いにダメージが上がらないので、ゲームが少しスローペースになりました。
ククイも落ちてるので、現状で火力を伸ばそうと思ったら、「エレキパワー」や「格闘道場」「ビーストエネルギー」などが考えられますが、こちらは全てタイプが限定されている為、汎用的なダメージアップカードが追加で出るといいですね。
●グズマ
このカードがないと、お互いに謎の安心感に包まれます。笑
今まではグズマがゲーム中に2〜3回使われて場を荒らされることが多々ありましたが、現状で相手のサイドを引っ張り出すトレーナーズは「グレートキャッチャー」「カスタムキャッチャー」しかないので、この2種類が同居していない限りは、サイドをバトル場に引き出されるのはゲーム中2回が上限ということになります。
しかもカスタムキャッチャーは2枚揃わないとならない為、なかなか使いづらいことを考えると、基本的には目の前のポケモンを倒していくゲームになります。
もちろんだからといって油断はできませんが、現環境よりはベンチをゆっくり育てられるイメージです。
●カプ・テテフGX
このカードが無いとサポートをサーチする術が無いので、必然的に代用カードが必要になります。
「ジラーチ」や「ポケギア3.0」はサポートにアクセスしやすく、確定サーチでは無いものの使い勝手の良いカードです。
サーチではなくドローでテンポを取るならば「デデンネGX」がおすすめです。
むしろ先攻はサポートを使えないので「デデンネGX」を絡めて準備をする動きが大事な気がします。
今のうちに2枚は集めておきたいですね。
●ハイパーボール、ネストボール
この2枚が無いとポケモンの展開に支障が出ます。
現状でデッキからポケモンをサーチできるカードは
・プレシャスボール:GXポケモンサーチ
・ポケモン通信:なんでもサーチできる
・ミステリートレジャー:超or竜のポケモンサーチ
・ネットボール:草のたねor基本草エネルギーサーチ
・タッグコール:TAG TEAMサーチ
・電磁レーダー:雷のGX2枚サーチ
このラインナップで見ると、草、雷、超、竜が展開りょくに優れているタイプであることがわかります。
また、TAG TEAMはサーチ手段が充実しているため、今後はTAG TAEMを主軸としたデッキがもっと増えるかもしれませんね。
- 新環境で遊んでみて思ったこと -
ポケモンカードゲームは面白い!
改めてそれを感じました!
僕は好奇心が強いので、導入はポジティブにを心がけてます。
まずはなんでもやってみる!の精神です。
ルール・レギュレーション変更をネガティブに捉える方も当然いると思うし、その気持ちもわかります。
ですが、そういう人にこそとりあえず新環境で遊んでみて欲しい。
そこにはそれなりに楽しい世界があるので、多分損はしません。多分ですけど。
〆めますが、新環境も僕は楽しく遊べそうです!笑
- 最後に -
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それではまた次回お会いしましょう!ノシ