令和5年度税制改正大綱
発表されました
令和4年(2022年)12月16日に、与党から『令和5年度税制改正大綱』が公表されました。なかなか難産だったのか、予想より少し遅めの発表でしたね。
個人所得税ではNISAの抜本的な拡充、資産課税では相続時精算課税制度の見直し、法人課税では暗号資産の期末時価評価等の課税に係る見直し等が盛り込まれました。
注目したいのは消費課税の中のインボイス制度に係る見直しと納税環境整備の電子帳簿保存制度の見直しです。両制度とも、未だ実施に至らない制度を見直している点が特徴です。
このようなことを続けると、立法府に対する不審が募るのではないでしょうか。ずっと言い続けているように、実務家ともっと膝を突き合わせて法律自体を立案しないと、国民の理解を得ることはなかなかできないのではないでしょうか。