祇園祭
国家試験の思い出
かれこれ30年以上も前です。国家試験を受けるための専門学校に通っていました。近隣に住んでいたこともあり、京都に毎日通学をしていました。
向かいには由緒ある前田珈琲本店、毎朝モーニングを食べて勉強をしていました。
国家試験は夏にあります。おそらく試験会場となる大学が夏休みになるからではないでしょうか。朝から晩まで自習室で勉強をします。自習室には夜の8時半まで閉じこもって勉強していました。
専門学校は烏丸蛸薬師を西に入ったところにありました。梅雨が明けると、日に日に町はざわついてきます。そうです祇園祭りです。自習室をでてみんなで帰るとき、四条烏丸の電車の駅にいくまでにお囃子と屋台とすさまじい人込みに圧倒された経験があります。歴史あるお祭りの雰囲気にのまれて、焼鳥とビールを買ってしまった思い出があります(笑)。
お祭りを楽しむ人の中で、いつまでも国家試験の勉強をしていてはだめだと、心より感じたことを思いだします。
今でもたくさんの受験生が、試験にチャレンジしています。国家試験はやはり簡単にクリアできるものではありません。だからこそそこに価値が見いだせるし意味があると思います。
今年も、暑い夏がきます。すべての受験生が体調万全にベストな状態で試験に臨めますように、お祈りします。