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WEBサイト 捕球哲学

私のnoteを読んでいる方で、わかる方はわかっていると思いますが
2001年から2005年まで、野球グラブや道具に関する情報サイト
「捕球哲学」
を公開しておりました。「管理人ゆぐち」は私です。

グラブコレクションに火がつき始めたと同時に
「もっと情報が欲しい」
→「ネットを調べてみよう!」
→「ん???あんましないなぁ~」
→「う~~~~~~~~~~」
→「htmlの勉強兼ねて、自分で作ってみっか!」
という流れで立ち上げました。

立ち上げ当初は「グラブ好きは世の中、そんなにいないだろう」と思い
自分のつたないコレクションの紹介や、キャッチャーやっていて聞いた
捕球技術の話、グラブの手入れなどを書いていました。
その後、少しづつ見てくれている人がいるとわかり
コミュニケーションを求めて掲示板を立ち上げました。
この掲示板が楽しかったですね。
”X"や”Facebook"も無い時代でしたので
コニュケーションツールといえば掲示板システムでした。
初めて会話する自分以外のグラブマニア。
中にはお仕事柄、相当詳しい方も参加していただき
その情報にビックリした事も本当に多かったです。
その後「オフ会」企画の実施など、リアルでお会いし
野球やったり楽しい時間もありました。

しかしながら、楽しいこともあれば嫌な事も起きてくるわけで
嫌なことは、いわゆるある意味、昨今の「SNSトラブル」の
はしりのような事態だったとも、今になれば思えます。

サイトを閉鎖した理由は2つあります。
一つは、掲示板が少し荒れた時、情報をたくさん提供してくれていたある方に
「このサイトの正義は私が守ります」
と、面と向かって言われた事に、違和感を強く感じました。
たしかにその方は掲示板内ではヒーローでした。
しかし、「サイト作って、メンテしてるのは俺なんですけど」と
おもわず心の中でつぶやきました。
当時は自分の時間の多くを割いて、サイト管理をやっていやので
その思いも強くなったのだと思います。

もう一つは、「2ちゃんねる」内での私への誹謗中傷です。
確かにビックリするような言葉を向けられたときには
凹みましたが、所詮は「直接面と向かって言えない奴の言葉」と思い
気にならなくなりました。
ただ一つ
「誰がそんな事思ってんだろ?
嫌な気分にさせたなら、その理由を聞いて、謝罪する必要があれば
謝罪したい。だから書いた人を特定したい」
そう思い、警察にも相談しました。
結局「2ちゃんねる」への対応(ずっと張り付いて読む)が面倒くさくなり
サイトを止めたほうが早いと判断し、閉鎖しました。

この「捕球哲学」の運営で、唯一失敗したと反省している事は
その当時のインターネット視聴状況を完全に見誤った事だと思っています。
それは「想像以上に未成年が見ていた」ということです。
私は大学で情報工学を学び、そのままSE会社に入社。
高校野球をやりながら、PCも少し触るような情報系な人間でした。
自分なりにITリテラシーはそこそこあると自負しており
実際SE職では、インターネット黎明期からその立ち上がりを
目の当たりにしてきました。
なので、まだまだインターネットは成人の世界で
情報的にも成人に向けたものとして考えておりました。
それが実際は随分違っていた事に、最終的には大きな驚きと
反省をしました。

閉鎖から20年、随分インターネットの環境はかわり
グラブ情報も本当に多く得れるようになりました。
捕球哲学に対して未練は全くありませんが
もう一度、大好きな野球グラブに関する事をまとめて
頭の中から吐き出したいと思っています。
捕球哲学時代に書いた事も、noteには再度見直して
書きたいとも思っています。

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