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ジェッダをうろうろした話/サウジアラビア旅行記

メディナ駅
空港みたいな駅

高速鉄道に乗り僅か 1時間40分でメディナからジェッダまで到着する。

座席は比較的広くてとても快適。

のはずがタオル2枚風呂上がりラスボスおじさんがワタシの席と自分の席同一化政策を取ってくる。肘掛けどころか椅子やワタシの机まで何故か侵入してくるので、広いはずがなんか落ち着かない。

携帯とか財布など貴重品だけ自分の机じゃなくてこちらの机に置く。

意味が分からない。

肘掛けに肘を置いているとその上から自分の肘を置いてくる。

なぜだ。

ぐぬぬぬぬ。


ぬぬぬと震えている間に到着した電車。

ジェッダ駅がバカデカすぎで駅からなかなか出られない。

ぬぬぬぬぬ。

ジェッダは他のサウジの都市に比べリベラルで世俗的だという記事を読んだが、早速Careemの運転手さんが私服。大体も民族衣装のトーブやディストーシャを着衣のことが多かったので斬新だった。

Aibnbで予約をとったのはMohamedさんというエジプト人のお宅。

ここがairbnbの玄関
分かるかい💢

とても親切なホストで病院勤務、アラビア語と英語の翻訳業務を主にしていることもありとても流暢な英語を話す。
2013年の軍事クーデターの際に職を失いサウジに来て以来、10年以上ジェッダに住んでいるそうだ。

2011年のアラブの春から2013年の軍事クーデターにまで発展し、結果上手くいかなかった民主化運動はエジプトにとって非常に厳しい状態で今も経済不振は物凄い。
彼のように国外に活路を見出すことができる人は一握り。紅海を挟み遠くない対岸にある国なのにとんでもない違いだと話す。

エジプトは基本貧困で皆必死。
必死だから犯罪が横行し、皆人を騙そうとする。
サウジに来て職を持ち、法に守られた(抑制れた?)人は誰も犯罪を犯そうとしない。鍵をかけなくても誰もものを盗らない。
エジプトでも誰もやりたくてやってるわけじゃないよと話す。

GCC(湾岸協力理事会)は金、土曜日が週末。 
今日は週末だったことがあり、モハメドさんがお休みだったとのことで街を案内してくれた。 

モハメドさんとワタス
オールドタウン
窓が特徴的
サトウキビジュース屋さん
うまいんです😋


旧市街、海辺の隠れスポットやモスクの綺麗な場所など車で案内してくれた。彼は一度仕事で行った香港が唯一の母国エジプト、在住の地サウジ以外で行った国。日本の事にはアニメ”シンドバッドの冒険”や”おしん”が好きらしく特に興味を持ち色々聞いてくれた。特におしんは泉ピン子の現状まで詳しく聞かれた。

エジプトのパスポートでは全然行きたくない国しかいけない。
(アライバルビザで入国できる国は約50ヶ国) 
だからAirbnbをやりながら旅行に来る人と話をして、色々な文化を学びたいと。

ウード専門店
タッブーレうまい

ところで、サウジに来て酒を飲んでいない。

大体異国に行くと折角来ているのだからとほぼ毎日飲んでしまう。
(因み日本でも何か理由を作り毎日飲んでいる)

サウジに来てから本当に酒が無いので一滴も飲んでいないし、特に飲みたいとも思わなかった。

が、1週間経ち、なんとなくそれっぽいものを欲している。

夜が更けてからウロウロしていると、ネオンが光るBARのようなものが見えて来たので入ってみた。

全く酒はないシーシャバー。

お酒はないが、シーシャを吸いながら甘いお茶やコーヒーを飲む。

シーシャバー
バーのようなバー
サウジのシーシャは持ち手短め

頼んでみると悪くない。

友人によると「ストレスが溜まるとシーシャを吸わなきゃやってらんねーぜ。」

みたいな感じが「飲まなきゃやってらんねーっすよ!」みたいなこっちのノリであるらしい。

甘くないKarak teaを頼んだが激甘ティーが到着し、啜りながらシーシャを吹かす。

これはこれで悪くない夜。

誰も酔わないので誰の声も大きくならず、只々TVのサッカーの実況のみの音が流れる静かなバー。

サウジの夜はシーシャと共にゆっくり更けた。

水上のモスク🕌
白で統一され美しい

翌日は色々場所を周り、日が落ちる頃にKing Fahad's Fountainという世界最大規模の噴水へ。

実は昨日も来たのだけど、何故か上がってない。

故障だろうか。

ジェッダの夕暮れ
ジェッダの夕暮れその2

噴水は上がっていなかったが、夕暮れ時人がたくさん集まり良い雰囲気。

夕日が沈むとアザーンが響き、たくさんの人が一斉に礼拝。

とても良い滞在になった。

モハメドさんのお宅で


オススメのホストさんです。


短かったサウジも今日で終わり。

明日早朝にマスカットに飛び、そして帰国。

楽しい時間は直ぐ過ぎる。

アラブ人の週明けが日曜なのに月曜が嫌いな人

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