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リオ最大のファベーラRocinha(ホシーニャ)のレッスン/ブラジル旅行記

今日は先生の古くからの友人のRaposa(マイバスケットでお馴染みワインと同じ名前で珍しく覚えやすい)が出身である南米で2番目に大きなファベーラで定期レッスンがあるとのことで連れて行ってもらった。

Raposaはリオにくるなり歓迎してくれいつもよくしてくれる。

指導者Raposa

ホシーニャというと少し前まで南米で2番目に大きなファベーラ。映画シティーオブゴッドの舞台でも有名。

駅を降りるととても綺麗な通路を抜け、Raposaが待っていてくれた。
ホシーニャは地下鉄の道を挟み高級住宅街とファベーラとくっきり分かれている。

ホシーニャ駅構内
車の中から

車に乗り込み、坂を上がるとすぐファベーラに入る。大通りは検問のようなものも無く、そのまま車で坂を上がる。
窓の外からはゴミや汚物、排気ガスが混ざったような変なにおいがする。

いつ銃を持った人に尋問されるのかとドキドキしていたら意外とそのまま数分で会場についた。
後で聞くと大通りから傍に入るとそのゾーンが来るらしい。

20名ほどのキッズレッスンを日本からきた湖太郎先生が担当する。
地元子供たちは信じられないくらい元気いっぱい。
親御さんたちも嬉しそうにバシャバシャ写真撮影していた。
おじさんも混ざり一緒に練習。
「忍者!」とか「カンフー」とか「コンニチハ!」とか「シェイシェイ」とか間違ったこと半分だけど話しをしてくれとても楽しかった。

元気いっぱい
キッズクラスを教える湖太郎先生

その後、大人クラス。
引き続きなんと湖太郎先生が指導する。
当然ポルトガル語なのだけど、前から異常に流暢とほ思っていたが、ブラジル人の大人に何も違和感なくカポエイラを教えている。
日本で言えば、日本語で柔道の黒帯に日本語で外国人が指導しているようなもので正直あまりスムーズな練習、その流暢さに改めてびっくりした。

ホシーニャの大人クラス

生徒さんはホシーニャの住人だったりする。
みんな普通に働き、生活し、夜は共にカポエイラで汗を流す。
自治の方法が違い、一部は悪に手を染めるだけで大半は普通の街と変わらない。共にカポエイラを通じて時間を共にし繋がれてよかった。

屋上から

練習後はみんなでシュハスコでも食べにいった。
実は人生で一度もまだシュハスコ経験しておらず、初シュハスコがホシーニャになった。
路上でぶんぶん車やバス、バイクが通る中駐車場に椅子を並べ、しばらく経つとどこからか注文を取りに来る。
こんな経験ホシーニャの中の人がいないと怖くて出来ない。
炭火でカリッと焼かれた肉。少しジャンキーな感じの味付けがたまらなく美味しい。
犬が終始肉を狙っていたけど、気持ちはわかる。

ホシーニャの路地でシュハスコ
人生初ローカルシュハスコ。
地元ではシュハスキーニョと呼ばれご飯がつく屋台料理
シュハスコを虎視眈々と狙うイヌ


Raposaは出身のこの地でずっとファベーラの子供たちに”生き方”とは何かをカポエイラを通して教えている。

正直場所が場所なので今まで教えた子供が来なくなり次会ったときギャングになってしまったり、悪い事に手を染めてしまう子もたくさんいた。
だけど逆に救えたと思えた子供も中にはいる。

ブラジル社会の中のカポエイラ。
先生とRaposaのお陰でより知れた感慨深い一日だった。

さて、答えはなんでしょう。
寄付の本が山。
どれでも持っていっていいらしい。


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