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標高3800mのチチカカ湖で湖の上で生活する民のところへ行った話/ペルー旅行記

クスコから日本だと煽り運転でTwitterにあげられ社会問題間違いなしの荒いバスに乗り6時間で標高が更にクスコ(3400m)より上がるプーノに着いた。
ここは日本でも有名なチチカカ湖があり、ボリビアとの国境の街。

湖畔に羊が放牧されていたり、とてものんびりしたコンパクトな街。

チチカカ湖の湖畔
街中で放牧されてる
朝のチチカカ湖

ベタベタに湖の民、ウル族のツアーに参加した。
ホテル予約時に事前に申し込んでおいた。
ちなみに宿泊したのはバスターミナルから徒歩圏内のOlimpo Inn。

地元出身のヴェロニカちゃんが24時間1人体制で馬車馬のように働いている。
若いのに頑張って英語を勉強していて、将来大きな都市の大きなホテルで色々な国の人に会うのが夢だそうだ。
シャワーはローカルガスを引いているので、他のホテルより安定しているのが売りで温かいお湯になるのに時間がかかると説明しても、アジア人は説明時はわかったというのに、後々クレームを受けるとのアジア人あるある知ったか現象に困っていたので、チェックインのやり方から、シャワーの使い方まで、一緒にアジア人向けの伝え方を練習した。

プーノに訪れる際はぜひオリンポ・インへ。
ちなみに向かいのオアシスというレストランはネットにはでてないが地元で人気。特にランチのコスパがすごく良く美味しい。

話は逸れたが、湖の上に住むウル族。
チパヤ語というもはや1000人ほどしか話者がいないとされる言語を話す。
スペインの侵略から逃れるために湖で生活したのが始まりとのことで湖での生活が定着した。

湖の上にトトラという藁を敷き詰め浮島をつくる
移動は全部船
浮島はふわふわした変わった地面
雲の上をあるけるとするとこんな感じという感触

湖上は陸に比べて10度前後と温度が安定していて意外と住みやすいらしい。

湖上には小学校まで存在し、最近はその後プーノへ行き若者がそのまま戻って来ず、高齢化が問題になっているらしい。
と同じ話をどこかで聞いたことがあるな。

ウル族のおうち「絨毯を買ってください」
とたくさん出てきたがインド人のような商魂がないので
誰も買わない。

その後は5㎢の面積で人口約2000人、Taquile島へ。
のどかで景色が美しい。

のどか
島は坂しかないので何処かで誰かが休憩している
日本のどこかにありそうな風景1
日本のどこかにありそうな風景2

島は坂だらけなのだが、最高地点は4000mを超える。空気が薄く年齢関係なしにみな苦しんでいる中、高地のクスコからきたおばちゃん3人は余裕で坂をぴょんぴょん登っていた。
マラソンを走らせたらサブ4くらいすぐこの人たちはできるんじゃないか。

坂を登ると日本語があった。

チチカカfrom Japan

日本人の方が公共トイレが必要だと寄贈したものだそうだ。
日本人として嬉しい。
こちらの施設に少ないが僕も寄付。門番の女の子にアイスクリームを買ってあげた。

絨毯を編むおばあちゃん。
山の上の原住民系は顔にシンパシーを感じる。
おばあちゃんはケチュア語しか話せない。
クスコとアレキパからきたカップル。
すぐ友達になれる人が多い。
キヌアの入ったスープにいつも助けられる

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