マチュピチュに行った話/ペルー旅行記
一度は行ってみたかったマチュピチュ。
昔からいつかは行くものだと思っていたがようやく時がキタ。
20年近く前にエジプトに行き、マイルドセブンを1箱警備員に渡しピラミッドに登ったとき、謎の建造物繋がりでマチュピチュもいつか行くんだと思ってたのが最初だった気がする。
クスコからマチュピチュ村まで、バスと電車で約半日。途中トイレ休憩に降りた場所がアンデス過ぎて感動。
マチュピチュ村は日本人の野内与吉さんが初代村長。村への鉄道建設に携わり、発電所やホテルを作りマチュピチュ村の発展に大いに貢献した偉人。
戦時にはペルー各地で日本人がアメリカに強制移送される中、村人に守られ乗り越えた。
ブラジル達移民そうだけど、本当に昔の日本人の先輩方は強く、たくましい。
自ら開拓して信用を勝ち取り、行政長官や復興のために村長までなるとは。
日本に帰ったら資料館があるとのことなので、福島の大玉村に時間がある時行ってみようかと思う。
村人の殆どが観光産業に関わり、全体の相場はコロナ後急騰しているようで、地元の人が集まるような飲食店でも一食20-30ソル(現時点のレートで800-1000円程度)くらいする。
クスコなどのローカル飯が5-10ソル程度なのでかなり観光地価格。
コロナの最中はゴーストタウンになっていたそうで、街から人が消えたそう。
まさに観光客ありきの街。
マチュピチュ入場は朝の7時〜8時。
天気予報は雨だったがなんと午前中は晴れ予報に変わった。
山道をバスに揺られ15分〜20分でマチュピチュゲートに着く。
ゲートではパスポートの原本が必要。
チェックを終え暫く進むと、、、
これかーーーーーー!!!!!
インカ帝国が、なんの目的で建造されたかも分からないロマン、スペクタルが合わさったマチュピチュ。
スペインの侵略にも山奥すぎて影響を受けず、発見された時には既に人も居らず。
地震が起きた時も影響を受けないよう精巧に作られているらしい。本当にピラミッドもそうだけどどうやってこんな精巧に巨大な岩を組み合わせ、こんなものできたのか不思議でしかたない。
大体観光地に行っても「ふーーーーん。」と冷ややかに見る事が多いのだけど、マチュピチュは実際見なければ、感じなければ分からない感動がある。
大自然と合わさり、絶景とはこの事だ。
マチュピチュゾーンを堪能した後はマチュピチュを上空から見下ろせるワイナピチュに登山。
ワイナピチュは普通に登山なのでそこそこ体力がいる。絶対登ったほうがいいかというと、そうでもない気がするが、せっかく来たから登ると気分がいい。
マチュピチュはしっかり晴れてくれてとても良い日になった。
文字を持たず、継承が途絶えてしまった遺跡。
いつか解明される時がくるのだろうか。
と思いつつ、村に戻りローカルっぽい人達が集うレストランで軽いスープをと思い頼んだチキンスープ。
鶏出汁が効いて伸びた冷麦みたいな麺が入る。
疲れた体に沁みた。