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イスラム教第2の聖地メディナ、預言者のモスクへ行った話/サウジアラビア旅行記

リヤドから国内線に乗りメディナへ行く。

2022年に観光客の受け入れを開始したばかり。

現地では反対の動きや、まだ観光客の対策ができていないなど色々な噂があったがいかがなものか。

昼過ぎにメディナ空港へ到着。

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ナンダチミハ

はて、この格好は一体なんだろう。

どう見てもバスタオル2枚巻いた風呂上がりのおじさんが至る所にいる。

そういえばリヤドの空港にもいたし、、、 

何か特別な部族なのだろうか。

親切なおじいちゃんと外人

ところでイスラムの国を周ると必ず、何処へ行っても必ず誰かがもてなしてくれる。
「旅人をもてなす」ことはコーランにも書かれており、その為か何処へ行ってもこのザ・外人なアジアンの顔面のため、予期せぬもてなしを受ける事がある。

飛行機に乗り、隣に座るなり何処から来たのかと右隣の若者に尋ねさせ、「日本だ」というと、何か喜んでいた。

そしてCAが販売カートで周ると、コーヒーをご馳走したいと申し出てくれたので、ありがたくいただく事にした。

たがおじいちゃんは何故かカードも現金も持っていない。現金はあるがサウジのお金じゃない。
散々CAになにか言っているが、CAも困り結局無視された。途中で右隣の若者が見かねて代わりに買ってくれようとするが流石に断った。
彼はおじいちゃんとはたまたま隣に座っただけの無関係だったからだ。

そのおじいさんはその後永遠にアラビア語?のような言語で話してくるが、少しもわからず眠くなったけど、楽しかった。


空港に到着するなり空港内にアザーンが鳴り響き、イスラムの聖地へ到着したことを実感する。

空港の天井

Careemで空港から簡単に宿へ向かう。
超フレンドリーな運転手で大体みんな日本のサッカーチームや選手の名前を知っていて誰が好きだなどという話になる。

途中、様々なモスクが見えテンションが上がる。

無駄に広いキッチン付きのAirbnb。
礼拝客向けに長期滞在宿が多い。

メディナは時間が僅かなので灼熱だが荷物を置いてすぐ出かける。

割と宿からQuba Mosque(クバーモスク)が近くにあることが判明したので歩いて出かけた。

Quba Mosque と預言者のモスクは一本の遊歩道(約3km)で繋がっており、SAR10で片道バスもある。

遊歩道とクバーモスク
遊歩道

モスクはとても荘厳で外観を見ているだけでも感動した。

白く綺麗なクバーモスク

預言者のモスク、Qubaモスクともにそうだが、訪れる人の人種が様々だ。
正直リヤドではあまりモンゴロイド的なワタシの平たい顔をあまり見なかったので浮くのかと思いきや、全然そんなことはない(たぶん)

中国にも西はイスラム教徒がたくさんいるし、中央アジアからもたくさん来ている。彼らの顔は自分でも思うくらい我々東アジア人と大差ない。

他にもアフリカ系(中には目が緑のアフリカ系の方もいた)や北欧のような人種もいて街全体が預言者のモスク、Qubaモスク中心にイスラムのテーマパークのようになっている。

1番心惹かれたのは様々な珍しい料理屋が集まっていることだ。
ワタシは中央アジアのラグマンが好きなのだが、ウイグルのラグマンをこちらで試してみたが感動的にうまい。

後ほど粗悪な油だったのか腹を壊したが、壊しても食べたい料理だ。

他にもインドネシアなどのアジア系、アフリカ系、イエメン初め珍しい中東料理など様々な料理屋が並ぶ。 

牛肉ラグマン
”認証済み”とか”ああ、”という料理
前にずっと座ってた少年

これだけでも行く価値はあるのではと思い、晩御飯が1回しかチャンスがなかったので少し残念だった。 

多民族が混ざり合う場所ということもあり、格好も様々。

トーブ、ディスターシャなどの民族の格好をしている人が大半だけど1割ほどは普段着のような格好をしている。

正直言わず、写真を撮るなど目立たない行動をとれば問題なく中には入れるとは思う。

実際に中に入ったというGoogleレビューがあったので、一応責任者っぽい人に聞いてみる事にした。

結果「ダメ。ワタシに聞かないでくれ」と言われ空を仰がれた。

聞かなけれそもそもいいのだろうが、聞くともう入れなくなる。 

空を仰がれるともはやこれ以上は無理と外観を楽しむ。

外観や行き交う人を見るだけでも十分楽しい。

色々な人が行き交う

夕方になり、日没の預言者のモスクへと向かう。

100万人を収容するという巨大モスク。

日没の礼拝のため、向かう人の数がもの物凄い。

非ムスリムは入れないそうだが、どこまで入ったらダメなのか正直書いてないので分からない。
特に日没の礼拝の時間はゲートの外まで追い出されたという話を聞いていたので実際どうなのか。

ワタシはなんとなく、顔が割と似ている”カザフスタン”とジャケットにご丁寧に書いてあったカザフスタンの集団の中に紛れて奥へと入った。
とんでも無い数の人々が1箇所に向かい礼拝する姿は物凄い迫力。

カザフスタンの人々

建物の前で靴を脱ぐように言われたが、その前で引き返す事にした。

沢山の人が吸い込まれる
日が暮れ人が増える
夜はライトが美しい
日中は傘がさされる。
外でお祈りする人も。
あっちだ!
ゴミひとつ落ちていない


宗教警察にどこから来たのかと尋ねられ、日本からだというと追い出されるかと思いきや、「OK」と何がOKか分からないがとにかく、観光客が建物の外に日没の期間いるのは彼的にはOKだったのだろう

ド迫力のモスク、多人種、多国籍料理屋、街の人も外国人には慣れておりウェルカムな感じがして、とても気に入った。

次回は変化を見にぜひまた訪れたい場所になった。 

翌日ハイスピードトレインに乗りジェッダへ向かう。

出発を待つと突然ラスボスが現れた。

ラスボス。風呂上がりタオルおじさん。
タオルおじさんは隣の席だった
他にもたくさん風呂上がりの人がいた

不思議なので、何処から来たのか聞いてみたが、全く通じず、「今からメッカに行く」とGoogle翻訳で返信がくる。

友人に聞くと、この格好はイフラームという聖地巡礼の制服とのことだそうで、風呂上がりか?と聞くと笑っていた。


検索すると日本でも買えるらしい。

タオル2枚セットとして。

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