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友達があそこまで飛んだの初めて見た。

お疲れ様です。

ヒロアキです。

「ラクガキnote」は自分で暇な時に絵を描いた内容にエピソードを加えてゆるーく投稿していくことにしました。

高校2年生の春。
僕の高校の体育祭が学年対抗で、1年vs2年vs3年という構成だった(これは普通?)。
慣習としては、3年生が毎年優勝して有終の美を飾り、気持ち良く進学に向けて各々気持ちを切り替えていく行事だった。

僕らは空気を読まず先輩の3年を見事倒し優勝してしもた。

結果発表時の微妙な空気をノリで誤魔化すべく、ひたすら無差別に胴上げをして盛り上がった。

その日から僕らの中で胴上げが流行った。

授業の合間、休憩時間に廊下に集まってはターゲットを決め、ゲリラ的に胴上げをすることにめちゃくちゃハマってしまったのだ。

ある日、いつものようにゲリラ胴上げの時間がやってきた。

今回のターゲットはサッカー部の同期。トイレに行くのか購買部に行くのかわからんが一人で廊下をぼーっと歩いていた。

物陰に隠れていた僕ら10数名(サッカー部、アメフト部、ラグビー部etc..)は掛け声とともにターゲットを取り囲みゲリラ胴上げを敢行した。

その日はなんかみんなゾーンに入っていて、体調も万全、気合いも万全、外はピーカンに晴れているという好条件で、それぞれの潜在能力が120%以上引き出された。

結果、胴上げされたターゲットは廊下の天井に頭から突き刺さった。

これは本当に奇跡なんだけど、負傷者は一人もいなかった。
学校の天井って思ったより柔らかいんだと思う。

廊下の天井には大穴が空いて、学年生活指導の先生にはもちろんめっちゃ怒られた。

反省文の提出を求められたが、ゲリラ胴上げの戦犯は10人以上いる。

反省文は最終的に寄せ書き的な体裁で提出することになった。


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