絵本『サニー いのちの旅』出版まであと14日!
こんにちは!おおはしひろあきです!
11月19日に絵本『サニー いのちの旅』が幻冬舎から出版されます!
こちらのブログでは3年ほどかかった制作の裏側を振り返って書き綴っております。
ではいきます!
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3つ同時進行!
あらすじができて、今度は細かいセリフや文章の調節をしていきます。
この時同時にページの割り振りも頭に入れてやっていきます。
ページの割り振りを考えると、このページはこんな感じの絵、みたいなのも浮かんできながらになるので、3つ同時進行みたいな感じです。
ページの振り分けを考えないと、ここの文章が長いのか短いのか分からなくなります。
絵本ですので、極力文字数を減らすように頑張ります。
ページ数は多いけど、書きたい内容も多いので、割り振りが大変。
でも頭で考えててもうまくいかないので、まず思うがままにページを振り分けていきます。
さらに!
ただ32ページに振り分けるだけではいけません。
絵本は、というか本は見開きで2ページですよね。
ということは!ページをめくるタイミングも重要です。
ーそのときです!→ページをめくる、どーん!
みたいな演出の仕方ができます。
このあたりは、特にマンガとかをイメージすると分かりやすいかもしれません。
文章、セリフ、文字は本当に何度でもブラッシュアップできます。
もうこれが最小文字数だよね。と思ってたけど追々こっちの方が分かりやすいし文字数少ないね!みたいなことがたくさんありました。
誕生秘話としてはかなり地味ですが、この工程は作画が始まってからも続きました。
ラフ画制作が始まる
そしてこの段階で
『ページに割り振ってラフ画を描く』
ということが始まりました!
頭の中にある絵のイメージをどんどん描いていきます。
絵にしてみて、思ったよりも面白い構図になった!というものもあれば、思ってたより微妙だなというものも出てきます。
絵本の作り方を知っているわけではないので、とにかく目につくところ、手をつけられるところからどんどんやっていって、一歩、また一歩と完成に向かっていきます。
ラフ画を載せておきます。この絵たちはなんとなく採用されていったものと、全く違う絵に変わったものがあります。
まだまだ絵も不安定ですが、どんなものが描きたいのかはなんとなくわかるかなあと思います。
描いていくうちに、あ!木の描き方がわからない!建物の描き方がわからない!というのがどんどん出てきて、実際に自分が描きたい風景に近いものを探したり、観察したりしていきました。
本当に、そんなのはできている人が絵本を描くものだって思いますよね。
このラフ画たち、いったい何枚描いたのでしょうか。
まずは文字をページに割り振って、それに合う絵をどんどん描いて埋めていきました。
つづく!
#サニーいのちの旅