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絵本『サニー いのちの旅』出版まであと4日!!

こんにちは!おおはしひろあきです!
11月19日に絵本『サニー いのちの旅』が幻冬舎から出版されます!
こちらのブログでは3年ほどかかった制作の裏側を振り返って書き綴っております。

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そろそろ絵本の鼓動が聞こえてきそうですね!あと4日!!

【共作で作る絵本】
ストーリー作りから、作画や構成など、全て僕主体で進んでいるようなイメージを持ってしまうような誕生秘話が続いていますが、この作品は共作。

その共作者に上も下もありません。

それがなぜなのかは読んでいただければ分かりますのでここでは書かずにいます。


僕は自分が作ったものや、描いたものを即座に気に入ってしまって、これが最高!と思って、それ以外考えられなくなります。


この絵本を僕だけで描いていたら生まれなかった表現や、構図や絵がたくさんあります。

こうじゃない気がする。と自分では基本的にならないので(自分のこうじゃない気がする、はちゃんと考えてから作画をしてるから)そのままOKになるところ、ブレーキをかけたりハンドルを切ったりしたのが大村さんで、それにより完全に最初の絵より良くなったページがめっちゃあります。

いや、これめっちゃ良く描けたじゃん!いやこれめっちゃ描くのに時間かかって苦労したたんだけ・・・

といっても分かりづらい。とか、なんか違う感じがする。違和感がある。となって、最初は渋々描き直し(ムッとしたりした時もありますごめんなさい。)

ってなんだか冷酷な感じもするかもしれませんが、でもまた描いてるうちに僕は、やっぱこっちの方がいいじゃん!!最高!

ってなって絵がすり替わっていきました(笑)

後々考えると、アレで行かなくて本当によかったなあ。と思うことがものすごくたくさんあります(しっかりしろ)

ストーリー自体もそうです。以前公開したストーリーとめちゃくちゃ変わってるのもそうです。

作者のゴリ押しみたいなのも時には必要だけど、僕にはこのように客観的に見渡せる共作者がいてこそ作れたんだなあ。としみじみ思います。

ストイックさがハンパない大村さんは、色塗りを僕が見て、おおー!めっちゃいい感じに完成したじゃん!となっても、
いや、まだこの辺がこう、違う気がする。

と、完成したかと思えば引っ張り出してきて追加修正を何度も何度も繰り返して塗っていきました。

色塗りって、これで終わり!完成!を決めるのが難しいのです。
やろうと思えばどこまでもできる。といつも言ってました。
担当さんに原画をスキャンするためにお渡しする直前まで、いや、渡してからもこれでよかったのか!?と思うほどです。


一枚塗るのに30〜40時間、いや、ぜんぜんもっとかかってるんじゃないかと思います。

本当僕だけではこれほどの色彩の絵本は描けなかったと断言できます。

一つのものを作るために、より良くするために、遠慮なしでディスカッションして作り上げる姿は、コンビ芸人さんの感じに似ているかもしれません。

すげえ人なんですよ。

つづく!
#サニーいのちの旅

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