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絵本『サニー いのちの旅』出版まであと12日!

こんにちは!おおはしひろあきです!
11月19日に絵本『サニー いのちの旅』が幻冬舎から出版されます!
こちらのブログでは3年ほどかかった制作の裏側を振り返って書き綴っております。

あと12日!!( ゚д゚)

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ストーリーとページ分けがある程度出来て、それを追いかけるようにラフ画を描きまくりました。

描く時の気分がアガるように、お気に入りのクロッキースケッチブックに。

出来上がるなり写真を撮ってパソコンに取り込んで当てはめていきました。


今度の絵本は絵の中に文字も入るようになるので、ここに文字を入れるであろうところを空けたり、単純な空や草原みたいになるように構図を考えていきました。

そこに実際に文章を入れ込んでみて、大体の雰囲気を作っていく。



文章を入れてみて、あ、長いな。と思ったら文章をもっと簡潔にできる言い回しはないか探したり、絵の構図をまた改めるということをしました。

この設計図ができないことには作画に入れません。

全体を見ていくと、ここをうまく短くできれば、こっちと見開きにできるからいい流れにできるな。
などいろいろ見えてきます。


このくらいの時点では、やっぱり全体的に文字が多すぎるという問題がありました。


短くしたらページがまた変わってくるので、新しく絵を描いたり省いたりしながら全体をどんどん整えていきます。

粘土の塊をドン!と置いて、それをザクザク削ってるような感じです。


手も頭もフル活用。

1人で考えたり、ファミレスに集まって考えたり。
いったいこの作品ができるまでに何時間ファミレスにいたのでしょうか(笑)

形がだんだん見えてきました!

カメのおじいさん


これまた実話ということで、人物も実在する人物です。
それぞれ姿形は変わってますが。

たぶん見た目で一番変化を遂げたのが、このカメのおじいさんです。



名前もかなり変わりました(笑)

メディスンマン(インディアンの世界に出てくる)とか。

で、
カメじい
結構後の方までこれで行こうと思ってました。


だけどやっぱり名前をつけようということで、このキャラクターはメディという名前にしました。



何度も変化したのですが、1番の大きな変化は花飾りや装飾品です。

キャラクターのシルエット自体変わると印象がガラッと変わります。

最初はかなりツルッとしていたのですが、こういう方が自分が好きで、さらに世界観が出るのでいいと思います。

背景やキャラクターのデザインひとつで、雰囲気、世界観が作れるんですねえ。

もちろん喋り方でもキャラクターは際立ってくる。


メディがカメなのにも理由があります。

こういうものを土台をもとに作っていくのは大変だけど楽しいです。

ページ数や文章が少ないからこそ絵からも得られる情報も使って、意味が倍伝わるように工夫していきます。

と言ってもこの作品、まだ自分達と担当さんしか読んでないのでこれをどう感じるか?は未知数です。

たくさんの意見が入ってブレていくのが嫌だったから鎖国状態で製作を続けました。

振り返ってるから毎日何かしら進んでいきますが、こういうデザインも、何日も描いては違う!描いては違う!を繰り返し、全然進まない日もたくさんありました。


どんどん進みます!

つづく!

#サニーいのちの旅

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