自己主張が出来ない私のしくじりエピソードと学んだこと


私は周りの人から「優柔不断」と言われることが多い。自分の中では言いたいことがあっても、相手の顔色を伺ってしまい、主張することを躊躇してしまう。いわゆる自己主張が出来ないタイプだ。

そんな私が自己主張できず、痛い目にあったエピソードをご紹介したい。


大学卒業を控えたある冬、私は仲が良い社会人の先輩2人とご飯に行った。1足早く社会に出た先輩の話を聞いたり、自分の大学生活の振り返りの話したり、多いに盛り上がった。ありがたいことに、私の卒業を祝って、この日は先輩たちがご馳走してくれた。

その後2軒目に行き、充実した気持ちで終電で帰ろうとした時、私を悩ませる事態が起こった。

この日は土曜日。先輩たちから「一晩飲み明かそうぜ」と誘われたのだ。

次の日の早朝からロングバイトがあったので、正直に言えば帰りたかった。私はテスト勉強で一夜漬けするのが苦手なタイプで、一睡もせずにそのままバイトに行くのはキツいと分かっていた。

「任せるよ!」と言われたものの、先輩の顔色を伺ってしまい、本音を言えなかった。「せっかく先輩に誘ってもらったから」「ご飯をご馳走してくれたし」という理由を自分に言い聞かせ、その場の流れで行くことにした。


始発まで居酒屋をハシゴし、お腹が満たされるとボーリングをした。しかし、結局全然楽しめなかった。どうしても明日のバイトのことを気にしてしまったからだ。


この時、帰りがけに先輩に冗談で言われたことが印象に残っている。

私が「これからバイトはマジでキツいです」と伝えると、「〇〇(私の名前)のバイトがしんどいとか、休んでバイト先のお店が困るとか、私にはあんまり関係ないねん(笑)」


先輩は本当に冗談のつもりで言っていたと思う。しかし、この時私は気付いた。

空気を読んで自己主張しないと、何か問題が起こっても誰も責任を取ってくれない。結局自分に降りかかってくるのだ、と。

私は先輩への申し訳なさから、無理してオールすることを選択したが、結局次の日のバイトで困るのは自分だった。当たり前だが、先輩が何かフォローしてくれることはないのだ。


この経験から、自己主張できない時、「自分の意志と違う決断をして、後々後悔することはないか」と考えるようになった。

私のように自己主張することが苦手な方へ

もし迷ったら私のしくじりエピソードを思い出して頂けたら幸いだ。



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