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「事業計画書のつくり方」を学ぶ
「猫のいる学びの場(ねこなま)」をつくりたい。数年後には実現したい。だけど、実際はすごくぼんやりした計画です。
2023年末に読んだ本で、「事業計画書をつくらなきゃ!」と感じました。「やると決めたら本を読む」。私のお決まり行動です(笑)
「事業計画書のつくり方」の本を4冊購入し、冬休みから4週かけて読みましたので、学んだことをアウトプットします。
「起業に限らず、ビジネスパーソンに必要なことがギュっと詰まってる!」
と感じました。
みなさん、はっきりと起業したい思いがなくても、「妄想」くらいはするのではないでしょうか? その妄想、事業計画書で具体化しませんか?
また、「事業計画書もつくらずにビジネスをはじめて失敗する人が圧倒的に多い」という注意もありました。起業したい人は必読です!
一緒に学びましょう!💪
読んだ4冊と、ざっくり感想
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まずは読んだ本の紹介です(読んだ順)。ネットで「事業計画書 おすすめ本」みたいに検索して、紹介サイトをざっと見て選びました。
ちなみに3冊はマンガ付きですが、本当にちょこっとマンガがあるだけで中身の大半は解説です。
①『マンガでやさしくわかる事業計画書』
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「入門書」の印象が強いです。ストーリーは入り込みやすく、内容も必要最小限で、さらっと読めると思います。
ビジネス用語に普段触れないかたで「一番最初に読む」ということであればおすすめします。
②『カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方』
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①よりも情報量が多く、図解がわかりやすいです。①と違い、2つの事例が同時進行するので違いを比較できるのもよい点です。
ビジネスモデル、バリューチェーン、4Pなどのビジネス用語に抵抗がないのであれば、①よりこちらをおすすめします。
③『プロ直伝! 成功する事業計画書のつくり方』
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情報量が多いのでしっかり学べる内容です。逆に言うと、入門書としてはしんどいかもしれません。学びたい意欲が強ければおすすめします。
また、起業というよりは「社内の新規事業」の要素が強いので、そちらに興味があるかたにもおすすめです。
あと、個人的にマンガの絵が一番好みです(笑)
④『自分でパパッとできる事業計画書』
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4冊の中で唯一マンガがありません。トピックごとに図解があるのですが、正直イマイチなのがマイナスポイントです。
一方で、1枚でつくるレベル1からはじめて、レベル3までの段階別の説明になっているのが特徴的です。1枚でつくれば自己紹介にも活用できます。
私もレベル1から取り組もうと思ったので、参考にする部分は多いと思っています。
なぜ、事業計画書が必要なのか?
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事業計画書は、夢を具体化するツール
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本で説明されている事業計画書をつくる理由としては以下があります。
・自分の夢/構想を具体化する
・他人に説明し、理解を得る
・対外的な信用を得る(融資)
・競争力を強化する
私の場合は、「夢を具体化する」が目的ですね。
もやっとした思いだけではなかなか行動に移れません。ですが、具体化すれば、「次に何をすればいいの?」という行動も見えてくるのです。
本で学べること
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ビジネスにおいて重要なエッセンスをまるっと体系的に学べます。
事業計画書をつくることで、会社全体を見渡す視点を身につけられたと書いていた著者さんもいましたが、本当にそうだと思います。
本で学べる内容をざっと箇条書きしました。いっぱいあります(笑)
・アイデア出し
・事業コンセプト
・事業理念、ビジョン
・誰に、何を、どのように提供するか
・提供する価値は何か
・ビジネスモデル
・マーケティング
・ターゲティング
・セグメンテーション
・ポジショニングマップ
・バリューチェーン
・損益計算書
・キャッシュフロー表
・業務プロセス
・リスクマネジメント
・ストーリーの描き方
・人を動かすプレゼン
・アクションプラン(行動計画)
「まだアイデアすらない」。そんな人でも行動できるように、アイデア出しの部分から説明されています。
普段の仕事でも関わっている部分があるでしょうし、知っておいて損のない知識ばかりのはずです。
本で学ぶと、やらないといけないことの解像度が増します。「あ、これ抜けてたー!」という見落としにも気づけます。
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私が学べてよかったこと
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私自身が学べてよかったことを一部紹介します。
①ターゲットを絞り込む
私は学びの場を提供したいので、「できるだけいろんな人に利用してほしい」という思いがあったのですが、それではダメだと気づかされました。
ターゲットを広げてしまうと「誰にも響かない」ものになってしまうのです。
ただ、最初は絞り込んでも将来的に広げることは可能です。これを学べたことはうれしいですね。
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②誰に、何を
ターゲットに近い話として、「誰に、何を(どんな価値を)」を考えることはすごく重要です。
私は、「自分がやりたい!」が強く「どんな価値を提供できるのか?」というお客様目線がスッポリ抜けていたことに気づかされました。
③フィットすればOK
「マーケットイン」だとか「プロダクトアウト」だとか、どこを視点にモノやサービスを考えるか? が重要だと言われます。が、
結局は、プロダクト(モノ、サービス)とマーケット(お客様)がフィットすればそれでOKという話がありました。シンプルに考えてよいのです。
④アイデアがあっても、アイデア出しからはじめる
「これでやる!」「これでイケる!」というアイデアをすでに持っていても、アイデア出しからはじめるのが大事です。
もっといいアイデアがあるかもしれませんし、すでにあるアイデアの自信につながるかもしれません。
私も、場をつくってから「いろいろ試したい」という思いもあるので、このステップは踏んでおきたいと感じました。
⑤「やるかやらないか」ではなく、「やるとしたらどうやるか」
アイデア出しにもつながりますが、「やらない」と決めてしまうと終わってしまいます。
そうではなく、「やるとしたらどうやるか」と、一歩踏み込んだうえで決断することは大事だと気づきました。
⑥事業理念は思い、ビジョンは目標
事業コンセプトはスタート地点で、ビジョンはゴール地点という表現をしている本もありました。
事業理念、事業コンセプト、ビジョンなどは本を読む前は「考えるつもりもなかった」項目です。
ですが、会社をつくるのなら絶対に必要だと感じました。自分は何をしたいのかをしっかり言語化しておくことは大事です。
⑦自分がなっとくできる事業計画書をつくる
自分自身がなっとくできないものをつくっても、他人がなっとくできるわけがない。ほんとうにそのとおりですね。
私の場合、あまり融資などは考えていないのですが、少なくとも家族は巻き込んでしまいます。
自分がなっとくでき、周りも心から応援してくれる事業計画書をつくろうと思いました。
まとめ
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本で学び、「事業計画書はつくらないとダメ!」と改めて気づかされました。
せっかく学んだので、いますぐに作成に手を出したいのですが、今年受けたい資格を受けきった年末に着手しようと思います💦
noterさんの中にも夢をお持ちのかたがいっぱいいらっしゃるので、その夢の具体化のきっかけになれば幸いです。
本日の学びはここまで。読んでいただき、ありがとうございます!
また来てください。👋
『マンガでやさしくわかる事業計画書』
読書期間 2023/12/25-2024/01/01
初版発行 2013/04/30
『カラー版 マンガでわかる 事業計画書のつくり方』
読書期間 2024/01/02-2024/01/07
初版発行 2019/07/20
『プロ直伝! 成功する事業計画書のつくり方』
読書期間 2024/01/08-2024/01/14
初版発行 2015/09/01
『自分でパパッとできる事業計画書』
読書期間 2024/01/15-2024/01/20
初版発行 2014/07/18
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<この記事を書いている「高橋ひろあき」とは?>
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