シナリオ//EXTREAMERS2.1人魚の塔(前編)
ーーーーーーーーーーーーーープロローグ#4
夏の浜辺 遠くでビーチバレーをするナノさんとみんな
ナノ 「いっくわよー!はっ!」
みんな「うきゃー」
ダイ 「そんなサーブとれないよー」
ナノ 「もいっちょ!とあー!」
みんな「うきゃー」
レオナ「うふ!ナノさん、こどもみたい、、」
マイロ「れおなサン、れおなサン、キコエマスカ?」
レオナ「え?」
マイロ「ぼくタチデス!」
レオナ「誰?」
マイロ「ぼくタチってだれ?、、、あ」
レオナ「くす! あ、って止まるなよそこで、、もしかして瞬足の中のマイクロナノマシン?」
マイロ「エエマア、、」
レオナ「しゃべれるんだキミたち」
マイロ「エエ、、、マア、、キョウハ、オネガイガアッテハナシカケマシタ」
レオナ「なーに?」
マイロ「ボクタチヲ、ホメテホシイノデス、ウマクイッタトキハ、イイネトカ、ダメナトキハ、ツギガンバロウトカ、スルト、、、シンカノホウコウガキマッテ、ドンドンイイネーニナルノデス」
まどか「レオナくん、なかよしだねーマイロくんたちと」
レオナ「マイロ?」
まどか「うん、そうよんでるのまどか、、」
ナレーション(レオナ)
「僕たちはいまパラレルワールドにいる。帰る方法はまだ見つからない」
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SE/瞬足C.I シャキーン!
テーマソング(ヤワラカナミライ)
ナレーション(アキレス博士)
「EXTREAMERSとは、アキレス瞬足計画のために全国から集められた小学生テスト パイロットたちの総称である。三人一組、スリーマン=セルのチームになって、新しい瞬足のデータをサンプリングするために巨大なバーチャルフィールドマシンの中を走り、飛び、助け合い、駆け抜けてゆく。柔らかな未来に向かって、」
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タイトルコール(ナノ)
「瞬足/EXTREAMERS2.1/人魚の塔/powerd by アキレス/瞬足」
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ストーリー#4/EXTREAMERS 2.1/人魚の塔
潮騒、夕暮れの遠浅の浜辺
あおい意識を戻す
あおい「はあー!はあ!はあ!あれ?ここどこ、あ!(なまえなんだっけ)君?ねえ!君!」
ダイ 「ううう、、はあ!はあ!、、、あ、、、よかった!、、ぶじだった?」
あおい「大丈夫、あちこち痛いけど、、君は?」
ダイ 「だ、痛っ!俺もあちこち痛いかな、、ははっ」
あおい「あの、、たすけてくれて、、あ」
ダイ 「みんなは?」
潮騒
遠くでゆいとレオナ
ゆい 「レオナくーん、いたよーあおいちゃんたち」
レオナ「セイヤとまどかもいたー!おーい!大丈夫かー!」
ダイ 「おー! あおい?だよね、いこう!みんなのところへ」
あおい「う、、うん、、」
潮騒、水をかきわける、みんなの水しぶき
ナレーション(レオナ)「僕らは黒い岩盤から逃げ切ってゼロポイントにやってきた。はずだった、でもそこは夕暮れの遠浅の浜辺だった。そしてランダムマトリックスボールが示すゼロポイントには、海のまん中にそそりたつ不思議な塔があった、それはヨーロッパの昔話に出てくるような形でときどき小さなまどから勢いよく水が噴き出す、水の塔。そしてやっぱりここがゼロポイントだった。」
まどか「きれいー、、不思議な風景ねー」
ゆい 「お姫様がとじこめられてるかもねー」
まどか「ほんとー」
ダイ 「177,178、179、、」
ドドドド、ザバババーン(塔から水が噴き出す)
ダイ 「約180秒おきに水が吹き出てる!」
レオナ「行ってみますか」
セイヤ「行こう」
ナレーション(レオナ)「塔の入り口は、頑丈な鉄のかんぬきのかかった木の扉、びっしりとフジツボや貝が張り付いている」
レオナ「気をつけてください!まだ水圧が、、」
ダイ「これで、どうだ!」
ナレーション(レオナ)「ダイはかんぬきを蹴り上げた、ものすごいいきおいで、扉は開き残りの水が太い柱のように飛び出した」
ダイ「何秒?」
セイヤ「55」
ダイ 「よーし!突入!」
ナレーション(レオナ)「扉の中はやはりフジツボや貝がびっしり張り付いた床と壁そして螺旋階段が上へつづいている。」
あおい「やっぱ、こーゆーの、にがてー」
ダイ 「いけー!」
ナレーション(レオナ)「みんなできゃーきゃーいいながら螺旋階段を上る、途中3つの小窓そして最上階に着いた僕たちは息をのんだ」
あおい「うそ!」
ダイ 「なんだー?これ」
まどか「えー!夢みたい、、」
ゆい 「うわー!」
ナレーション(レオナ)「そこには、水のあふれる台座があり、その上には大きな水晶玉、そしてそのなかに子供の人魚が眠っていた」
レオナ「こんなのみたことない、、」
セイヤ「あと40秒」
ゆい 「もっと近くで見るー、きゃはかわいいー!人魚さん、、でも、かわいそう」
まどか「だしてあげようよー」
セイヤ「あと20秒、みんなおりるぞ!」
ドドドドドドド!
セイヤ「あぶなーい!」
みんな「うわーきゃー」
ナレーション(レオナ)「人魚の玉の台座から水があふれだすと人魚の玉は浮き上がり水の勢いで回りだす、水は階段を駆け下りる僕たちのあとを追いかけてくる。」
ドアから、外へ、滝のように噴き出す水。
あおい「どうする?」
まどか「私、人魚を助けたい」
ゆい 「ゆいもさんせい!」
ダイ 「整理しよう、ここはゼロポイント、だけどあの塔があって帰れない、このまま何もしないと塔はあのまま、人魚が玉の中にいる、人魚は海にいるもの、だから人魚を海にかえす、だけどあの玉は大きくて重そう、、」
レオナ「パズルですね、そのまえに、ここはバーチャルフィールドマシンの中、ナノさんたちかそれとも別の誰かが僕たちを試そうとしているとしたら、、パズルを解いたら何かがかわるかも、、うふ、わくわくします」
ナレーション(レオナ)「僕たちは、人魚の玉を海に還すことにした。方法はこうだ、まず扉を閉めて、何かで窓をふさぎ何回かの放水で塔の中を水でいっぱいにする。人魚の玉まで水がいっぱいになったら、台座から玉を外し、窓の詰め物を取り除き放水する、水の水位にそって螺旋階段をつかって玉を下ろす、そして外からかんぬきをはずして扉を開ける。次の放水がはじまるまでに、その間180秒、、」
レオナ「どう?」
みんな「すっごーい!」
ゆい 「すっごーい!レオナくん」
ダイ 「すっげー!それだ!おもしれー!」
セイヤ「やろう!」
みんな「おー!」
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SE/瞬足C.I シャキーン!
テーマソング(シナヤカナグラビティ)
ナレーション(まどか)「まどかです!あとから気づいたのだけど、人魚の塔って不思議です。みんなの好きなこと集めたようで、、、ゆいちゃんの好きな人魚姫の話、私の好きな塔の上のお姫様ラプンツェルの話、セイヤくんの好きな広い海、レオナくんの好きなパズルのようなしかけ、ダイくんの好きなみんなで力を合わせること、あおいちゃんのいつもいってるかわいそうな人をたすけてあげたい気持ち。ねー、不思議よね。どうして、わかったんだろー?
さあ、EXTREAMERSの冒険はまだまだつづくよ!次回は人魚の塔後編!えへ!ほんとたいへん!」
SE/瞬足C.I シャキーン! アキレス!