EXTREAMERS the beginning_#13
EXTREAMERS 3.7 ある一つの結論/ふりだしに戻る
お家に帰りたい、お母さん、お父さんに帰りたい。
イナンナには秘密で、マイロたちは、マトリックスボールの時空データーをバーチャルマシン経由で世界中の仲間に送る。
アキレス博士、ナノさんお世話になりました。僕たちやってみるよ、ダメだったら戻ってくるからね、
えへへ、
ある朝、母親と父親のいない世界のすべての街角に、
LMX/瞬足を履いた子供たちがチョークでスタートラインをひき始める、
どこまで走るのか誰もわからない、
だけど帰りたい気持ち、
ママとパパに会いたい気持ちだけで、
全力で走るのだ。
走る道しるべはマイロたちが知っている。
遅くても、
速くても、
それぞれのスピードで思いっきり走るのだ。
世界中の時間のなかで、
子供たちは当たり前のように同時に走り出した。
世界中の子どもたちの生きる思いを同時に受けた意識体イナンナは、今までにない喜びを感じていた。
おかあさん!
そう呼ぶ心の声も彼女を満たしていった。
ああ、もう大丈夫、元気な子供たち!
悲しみのループが溶けてゆく、、、。
イナンナは光の中にいた。
子供たちは、泣きながら走っていた。
お母さんのいる世界を目指した、
イナンナの光の中に入っていった、
それぞれの行き先、
世界の選択、
マイロは正確に子供たちに知らせた、
次は右、
ジャンプ、
光を越えて、
不思議な形に時空は存在していた
そのひとつひとつを子供たちは正確にトレスし、
LMX/瞬足は、
子どもたちの能力を最大限に引き出した。
ゴールに近づくにつれ、
マイロたちはぼんやりしてきた、
あと少し、
ゴールについたら、
いっぱいいっぱいほめてもらおう、、、。
ただいまー!
あら、早かったのね、
ママ!
おなかすいたあー!
つっかれたー!
おかえり、、、、
レオナ! お手紙きてたわよ、アキレス研究所から、
えー!やったー! パイロットだよ、ママ、きっと LMX計画のテストパイロットに選ばれたんだ!
そう! 良かったわね!レオナ、、、
お母さん、お父さん、ただいま!
--------------
20090729
企画書はここまで書かれている。
そして、この先には、幻のEXTREAMERS4.0がある。